古民家の間取りの考え方は、個人主義でなく、家族での団欒を重視する考え方で、私の生まれた昭和30年代
の家もそうでした。今考えると、なぜかその頃がなつかしく、心が落ち着き、優しくなれるのはなぜ?・・・・
現在の核家族の子育ての中にも、学ぶものはあると考えますが、今の若い親たちには、その経験がなく、先人た
ちとの交流が無ければ話も聞けませんが。・・・・・
現代の住宅のように食事や寝室をわける間取りでなく一部屋で就寝を重視しておこなう古民家は、家の大きさを
小さくでき、コスト面、環境面とも学ぶことが多いと感じます。世界から日本の家はうさぎ小屋といわれてた時代。
日本の高度経済成長と共に変化してきた住宅設計の考え方、そして間取り。・・・
先人の知恵に学ぶべき所は学び、その時だけ・未来だけを追い求める考え方を見直し、失いつつある心の豊かさ
家族の絆が生まれる間取りの提案をしていきたいと考えてます。