帰国子女受験にみる!合格とネイティブ力はイコールじゃないということ | 英会話教室専門コンサルタント・英会話の先生研修とオンラインレッスン派遣

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帰国子女受験にみる!合格とネイティブ力はイコールじゃないということ

 

おはようございます。

 

英会話教室コンサルタント、船山直子です。

 

突然ですが、「自分をモノに例えると何?」って聞かれたら、

どう答えますか?その理由もちゃんと説明できないといけません(汗)

 

来年受験生の息子(今日本の5年生)

毎週現役アメリカの大学院生の先生から、エッセイの添削を受けております。

 

 

私自身、もはや息子のライティング力には及ばず、

言い回しが流暢すぎてついていけんのです。

 

 

そんな先生が息子へアドバイスしたことに、なるほど!と

思わされたことを今日はシェア。
 

君の年齢で、ここまでネイティブに話せたり、

文章を書くことができる子ばかりが帰国子女受験をするわけじゃない。

 

帰国子女って1、2年で帰国する子もいるからね。
 

でもどうして合格できるかというと、

エッセイで点数を取るルールを勉強しているから。

 

そこが今の君に足りないところなんだ。

 

fancyな言葉、例えばWhileや、Whereasとか

を使った後に、カンマをつけるとか、

 

however, alsoを何度も使う代わりに

別のtransition words例えば neverthless, on the contraryを使うとか。

 

こう言うのを使ったエッセイを見ると

 

「お、この子はエッセイの書き方を知ってるな」

「ちゃんとエッセイの書き方を勉強してきたな」

 

ってわかるんだよ。
こういったことは受験生にとっては、PRになるんだ。

 

内容が良いだけではダメ。

書き方が論理的であってこそ。
そのためには書き方を練習するのはものすごく大切。

一つ例えばwhereas が正しく使えてプラス1点。
その後カンマが抜けてたらマイナス1点。プラスマイナスゼロ。
でもこなれた書き方はできない子でも、単語が簡単でも
ルールに則って書かれているとマイナスにはならない。

受験では、どんなに日頃いい文章をかけても、
みてもらえるのは試験の日だけ。


オリンピックゲームと同じで、
いくら練習でいい成績を出せてもメダルを取れるのは

当日だけ。

試験の日にしっかり結果が出せるように
今からポイントを押さえて練習をしないといけないんだよ。


20代半ばのイケメン先生。
いいことおっしゃいます。

私はあのころ、こんなにしっかりしてなかったなー。

 

ぼやぼやしている息子を、私だったら叱り飛ばすだけだけど
しっかり導いてくれるのがありがたい限り。

この日のエッセイ課題はこちら!
 

☆ Choose one object that describes your personality the best. Explain why.

自分をモノに例えると?

 

息子が選んだ答えはなんと

 

海!

 

image

 

あんた、図々しいな。。と母(笑)

 

本人曰く、その理由は

 

 

1・いつも落ち着きがなく動いている

I am someone who has trouble staying in the same place for over an hour since I like to move around and go outside and play. Whereas the ocean has powerful waves that will always keep moving no matter what.

 

2・自分が鎌倉の海に因んでつけられたから

The ocean is blue, just like my name, which contains the kanji 青 or blue. My parents named me because they wanted me to be welcoming like the ocean and all its inhabitants. All living things have started from the ocean and I believe that it is the real catalyst of life.

 

3・落ち着いてることもあるけど、時に激しい

The ocean can be calm some days but other days it can be very rough and unstable. If I were to describe what this is, I would call it a mood swing this happens to me almost every day.

 

このエッセイは、先生から

内容の面白さとcreativityを褒められたものの、

試験添削者によっては海がモノと判断してくれない場合もある。

 

「ほら、日本人って、ルールを重んじる人多いでしょ」
笑笑

 

大前提のルールに則ったエッセイを書いたほうがいい、とアドバイス。

 

 

この先生は、ご自身も帰国子女受験経験者で、

現在はまたアメリカの院に入られて、アメリカ生活をさせています。

だから日本語もしっかり丁寧に話し、書く日本語の文章完璧。

でも、必要な箇所は息子のために全て英語で説明してくださるので

本当にありがたい存在。

 

私はいつも横に座って

ほーほーと、感心しながらメモっております。

たしかに、息子の名前は

鎌倉の海にちなんでつけたのです。

 

そして、その名の通り

誰とでも友達になれる性格なのは

密かに頼もしいと思っている。

 

息子の書く文章を通して、

いつもこんなこと考えてるんだなーと

本人の心を内側を見る母。

 

 

私は、我が子たちが将来に、日本を拠点として生きて行って欲しいとは

全く思わないのですが、

 

日本で心地よく住めない人間になってほしくない、と考えています。

 

そのためには、日本人の大切にしていることや感覚をわかった上で

相手を尊重し、英語で主張できる人になってもらいたい。

言ってみれば、主張が下手な日本人に代わって、その機微を世界に伝えられるような

日本人になってもらいたい、と思っているのです。

 

 

来年、サクラ咲きますように!!!

 

さて、エッセイ書くにもネタが必要です。

息子と私が実践している、ネタの作り方。


視野の広げ方については、またライン公式で配信しております。

 

 

 

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