こんにちは、釜井果樹園です
朝晩もだいぶ暖かくなりましたが、最近は雨が多いですね。
今は摘果作業をしています。
摘果(てきか)作業とは、枝にたくさんついた実を
取って数を減らすことで木の負担も減らし、
養分の分散を防ぐための作業です。
通常1つの花芽には 上の画像のように複数の果実がつきますが、
果形が整っている果実だけを残して、他は取ってしまう作業となります。
そうするとこのようにすっきりとした感じになります
摘果は2回ほど実施しますが、パートさんのお手伝いもあり、
1回目の摘果がやっと半分ほど終了しました。
他にも新梢管理(枝の整理)を実施しています。
※摘芯(ピンチ)や誘引作業等をまとめて「新梢管理」(しんしょうかんり)といいます。
枝や葉が込み合うと病害虫が発生しやすくなり、
薬の通りも悪くなるため病気にかかりやすくなります。
そのため場所によって実のなり方が薄い所の枝を切り落としてしまいます。
枝の整理前①↓
このように込み合った枝や葉が
新梢管理後はこのようにすっきりと
枝の整理後①↓
枝の整理前②↓
枝の整理後②↓
毎日こまめに丁寧に。
すべての作業が甘くて大きな梨に繋がります
また、前回のブログで受粉や霜対策の様子をお伝えしましたが、
今年は栃木県内でも多くの霜被害が出てしまいました
栃木県は全国3位の収穫量を誇るのナシ産地。
4月に各地で霜の被害が出て損害は5億円以上に上る見通しだそうです。
釜井果樹園も徹夜で夜通し燃料を燃やし続け、気温を維持し
対策をしたおかげで被害は最小限に留められたかと思います。
皆様にお届けできるのに十分な量の梨は実りそうですのでご安心ください
今年も皆様においしい梨をお届けできるよう頑張っています
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釜井果樹園
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