三浦春馬・大竹しのぶ主演舞台 地獄のオルフェウス | かまBROTHER

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アル中の備忘録

観劇友とBunkamura シアターコクーンで上演中の
三浦春馬くん、大竹しのぶさん主演舞台「地獄のオルフェウス」を観てきた。

3時間5分 休憩15分込み

大竹しのぶさんの舞台は押さえるようにしている。
引き出しの多さと引き込む抜群の演技力、どんな役でも自分のモノにしていて、改めて上手いなと思った。

三浦春馬くんはストレートプレイ初挑戦なんだって。


◆あらすじ◆
米南部の街で、不幸な結婚生活を送る洋品雑貨店の女主人、レイディ(大竹)のもとに、蛇革のジャケット姿でギターを抱えた青年、ヴァル(三浦)が現れる。2人は激しい恋に落ちるが、保守的で排他的な街の因習と暴力が影を落とす--。


光と影を上手く使っていたのが印象的な舞台だった。

大竹さんは閉鎖的で偏見と差別に満ちた中で生きてきたレイディを好演。
嫉妬、切なさ、孤独。複雑な女性の思いを大竹しのぶ流に演じていてかわいらしい。
大竹さんて年齢を感じさせないチャーミングさが魅力だなぁ。
うまく笑いを取れるあたりさすが。

春馬くん演じる青年ヴァルは美しくて魅力的で女性を惑わし、それに嫉妬した男連中に追いやられる。
町の女性だけでなく、わたしも惹かれましたけどね。笑
上半身裸のシーンは胸筋、腕筋、腹筋がミゴトだった。
思わず友人のオペラグラスを覘きながらニヤけてしまった。
舞台は声が通らないといけないし、演技力があるかないかハッキリ分かる。
春馬くん、初舞台とは思えない貫禄と華やかさがあり、すっかりファンになりましたー。


自由であるが故、世間から反感を招きつまはじきにあうキャロル役の水川あさみちゃんもよかった。
昨年の渡部篤郎さんとの「THE 39 STEPS」もよかったし、彼女もいい舞台女優になりそう。 


大竹しのぶさんの夫役の山本龍二さん、死に神みたいでホントコワかった。