平山夢明『DINER』 | かまBROTHER

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アル中の備忘録

平山夢明さんの『DINER』読了。


家に未読の本が増えていく。

どれがオモシロいか聞いたら、ダイナーを勧められたので読んでみました。

平山夢明さんはグロくて残酷で過激な描写が多いイメージがあるけど、ダイナーも狂っていて痛いです。

けど、殺し屋のために殺し屋が開いた定食屋っていう設定がスゴくて面白いし、登場する殺し屋のそれぞれの抱えた人生の哀しみというものがうまく描かれていて、一気に読めたし、強く記憶に残る一冊でした。


臓物出ちゃうような暴力的で痛くてグログロなのに、読後に肉汁たっぷりなレアなお肉が食べたくなるという。。。不思議な魅力のある作品でした。


ダイナーの主人ボンベロとブルドックの菊千代に会ってみたいわ。

映像化して欲しい・・・。

ストロベリーナイトはダメだったのに、不思議だわ。




◆あらすじ◆

ひょんなことから、プロの殺し屋が集う会員制ダイナーでウェイトレスをする羽目になったオオバカナコ。
そこを訪れる客は、みな心に深いトラウマを抱えていた。一筋縄ではいかない凶悪な客ばかりを相手に、
カナコは生き延びることができるのか? 次々と現れる奇妙な殺し屋たち、命がけの恋──。



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