ダンナさんがDVDを買ってきたので『パコと魔法の絵本』を観ました。
そう遠くはない昔、あるところに変な人ばかりが集まる病院があった。院内一の嫌われ者だった偏屈なクソジジイの大貫は、ある日パコという少女と出会う。彼女にも意地悪にしか接せられない大貫は、パコが悪事を働いたと誤解して頬っぺたを引っ叩いてしまう。翌日、何事もなかったように大貫に近づいたパコだったが、彼が自分の頬っぺたに「触れた」ことは覚えていた。彼女は両親を失った事故で、自身も一日しか記憶を保てなくなったのに。相手は自分を引っ叩いたのに。クソジジイの大貫なのに。覚えていたのだ! 彼女の記憶に”何か”を残すことが出来るかも?彼女のために”何か”出来るかも?大貫は病院の皆に頭を下げ、一緒にパコの愛読する絵本を演劇として演じてくれと懇願する。
原作が『MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人』という舞台なので、舞台ならではのおもしろさもたのしめました。
キャストも豪華なのですが、阿部サダヲさん以外は今までに演じたことのないような役柄に挑んでいます。
演技も拍手モノですが、役所広司さんや妻夫木くんの衣装やメイクもすごい。
ここまでやってくれてることが何よりスゴくて笑えました。
國村さんなんて、そこまでやっちゃっていいの?って感じ。
CGと実写を駆使した極彩色の映像も見どころの一つです。
ほーんと、阿部サダヲさんってイイわぁ。
演技の引き出しが多いし、表現がコミカル。
オススメの作品です。