WOWOWで映画『プレステージ』鑑賞。
若く野心に満ちたロバート(ヒュー・ジャックマン)とアルフレッド(クリスチャン・ベイル)は、マジシャン(マイケル・ケイン)の助手をしていた。ある晩、舞台の事故でロバートの妻が亡くなったことが原因で二人は敵対するようになる。その後、彼らは一流のマジシャンとして名声を得るが、その争いは次第に激しさを増す。(シネマトゥデイ)
第79回アカデミー賞で撮影賞と美術賞にノミネートされた作品。
タイトルとなっているプレステージとは、手品における段階のことで、
●観客に種も仕掛けも無いことを証明する確認(プレッジ)、
●パフォーマンスを行う展開(ターン)、
●マジックショーを完成させる偉業(プレステージ)の最終段階のことだそう。
二人のマジシャンを演じるのは「X-MEN」のヒュー・ジャックマンと「バットマンビギンズ」のクリスチャン・ベイル。
「X-MEN」×「バットマンビギンズ」の戦いデス!
どちらに味方するかでかなり違った見方ができると思います。
親友だった二人が舞台での事故死から憎み合い、マジシャンとして激しい争いをする。
どちらが最高のマジシャンか、そのためには相手のマジックショーを台無しにしたり、自らの生活までも犠牲にしていく。憎しみや執念がうまく描かれています。
劇中でマジックのトリックを明かしているのですが、分かってしまうと実に単純で興味が失せてきます。
映画とはいえ、種明かしをしてはいけない気がしました。
ネタばれになるので詳しく感想は書けませんが、電気を使った実験でかなりムリある設定が・・・。
舞台が19世紀なのに、現代でもビックリな科学が登場する。
でも、ここで気を抜くと、ラストですべてが明らかになったときにパズルのピースが見つからなくなります。
パズルを全部組み合わせてから「なんだ、こんなオチだったのかー。」がオススメの見方。
最後まで気づかなかったワタシでした。
スカちゃんはエロくてかわいいので目が釘付け。
マイケル・ケインの演技もよかったです。