4月21日は、かすみがうらマラソンに出場しました。
無事とは言えないながらも、何とか完走(?)しました。
年明けからと言うもの、左脹脛の肉離れやギックリ腰などの影響から絶不調期が続いており。
少し状態が良くなっても、強度練習をするとまたどこかを痛めそうな気がして、恐る恐るの走りしか出来ず。走っては様子を見る、走っては様子を見る・・・そんな日々。
月間走行距離は100キロ程度、ほぼロング走無し。満足いく練習は出来ていません。
そうこうしているうちに、早くも今シーズンのラストランが目の前に近づいてきてしまい。
無謀なスケジュールと知りつつも、定番の`フル前30キロ走´をレース10日前になってからようやく決行→28キロで敢えなくリタイア(・_・;
やはりフルを走れるような足は作れていません。
そんな状態でしたが、兎に角レース当日の朝を迎えました。
あー前置き長い。
さて。
昨秋のつくばマラソンでは、ラン友の出場は無く、自分1人だけだった。寂しいけど気楽ではあった。
そして今回のかすみんは、マイルの部等も含めて総勢7名。賑やかに会場入り。
慣れた経路だし何度も訪れた会場なので、1人でも全く迷わないけど、やはり仲間との会話はとても楽しいし励みになる。それぞれの近況を報告し合い。
準備時間も楽しく過ごし、いよいよスタート!
出来ればサブ4したい。しかし無理はしない。身体と相談しつつ。予報では気温が上昇するというので、暑さにも気を付けないと。全く暑熱順化は出来ていないし。不安だ。
スタートから5キロまでは、周囲のランナーと歩を合わせて㌔5’45”~㌔6’程度で進む。
ここまではいつものスタートと感じ。ゆっくりとウオーミングアップの気持ちで。
しかし・・・足が・・・重い。10日前に敢行した30キロ走の疲れが抜けていないのかも。
1K~5K 29’18”(ロスタイム19”)
前半20キロ地点まではけっこうな上り勾配が数か所あって、足を使わされる。後半まで足を温存しないとと戒める。しかし、もしかして、このまま行けば何とかんなるんでは、、、という甘い考えも、、、いつもの悪魔の声が聞こえる。
6K~10K 29’00”
序盤にして、早くも足が痛み出してくる。やばいなあ。
次第に気温が上昇してくる。
いやー、毎回のことながら悪環境・・・かすみんアルアルかも・・・
11K~15K 28’25”
16キロ付近でトイレに飛び込む。我慢せずに行きたい時に行っておく。
更に給水に立ち寄っている間に、サブ4のペースランナー集団に抜かれる。
そうか、サブ4ペースよりも速かったのか。
後に付いて行ければサブ4だが。付いて行けるか。ただし無理をしない範囲で。
足が重い。次第に集団から離される。うーん、無理しないと付いて行けない。ダメだ・・・ここで無理はできない。
早くもサブ4の夢は潰える。暑さもいよいよ増して来た。
いいんだ、いいんだ、最初から無理だと分かっていたんだから・・・。
16K~20K 31’55”
ハーフ 1:05’00”
このまま行ければ、4時間10~20分くらいか。
皮算用。
しかし、ハーフを迎える頃からいよいよ攣りの気配が。エイドで給水やら給食やらの合間に、携帯していたエアーサロンパスをスプレーする。
更に気温が上がってくる。身に堪える。
21K~25K 31’09”
辛かったアップダウンの区間をようやく乗りきって、平地区間となり、合わせて追い風区間となる。これで少しは足への負担が減ってくれるはず。
ところが。
向かい風が火照った身体を冷やしてくれていたのだった・・・一挙に身体が熱くなってしまう。
給水の度に頭や首筋、腕等に水をかけて身体を冷やす。
熱中症が怖い。何となく頭が痛い。
26K~30K 30’20”
ガックリとベースが落ちる。前半の、意識してペースを抑えて走っていた時とは違い、どんどんスピードが落ちる。どうにもこうにもならず。兎に角足を動かす。スプレーを度々吹きつける。
両足のあちこちが痛い。
いよいよ攣りとの戦いになる。
30K〜35K 37’30”
残り7キロとなって、いよいよ本格的な痙攣が始まる。
攣ったとしても、ほぐしなからのランで行けるはずなのだが。
今回は違った。ほぐせない、それどころか、足を動く事すら難しくなる。転びそうになる。
エイドとエイドの真ん中で、とうとう堪らずに歩いてしまう、、、
うーん。エイド以外での歩きは、本当に久々だ。
ちょっと走り出すが、痛みでまた歩く。
スプレーは空になってしまった。どうしよう。
状態は最悪。
とにかく歩く。
テクテク🚶。
このまま走れなかったらどうなるか。
頭で計算する。残り7キロを㌔10分で70分。
痛みが増して来ている、1時間以上も歩ける保証はない。
しかし、今はもう歩くしか無い。
後ろから来たラン友に追い抜かされる。その際に声を掛けられる。とっくに先に行っていたと思っていたのに。
彼も苦労していたんだと知らされる。
リタイアも頭をよぎる。
エイドまでが遠い。
こんなにもエイド間は遠いものなのか。
後半には私設エイドが多い。毎年ありがたく利用させて頂いている・・ホースから出しっぱなしにされている水がありがたい。
試しに歩く速度を速めると、途端に痙攣する。
自重しなければならないのがもどかしい。
暫くそんな状態だったのだが。
あれ?風が冷たくなってきた。
追い風が少し横からの風に代わりしかも涼しい風。。
前半の強い日差しから一転、曇天に変わっていた。
さっきまで身体の火照りに悩まされていたのが、噓のように身体が冷えて来る。
呼吸も楽になった気がする。
回復してくる兆し・・・試しに少し走ってみる。
痛い・・・歩く・・・
また走ってみる・・・ちょっと長く走れた・・・
繰り返していいると、走れる距離が長くなる。
かなりゆっくりだけれど、止まらずに走れるようなってきた。
このチャンスを逃すものか。調子が戻ってきたようだ。
またいつ痙攣がくるかわからないけど、兎に角今のうちに走ろう。
ようやく残り3キロ地点まで辿り着いた。
正味4キロは歩いたのか。
35~40 49’54”
もうゴールは近い。
風が冷たい。
まさかこんなにも気温の変化があるとは。スタート時には思いもしなかった。。
もっと前半を抑えていれば、今の環境下ならもっと楽に走れたはず・・・・後悔先にたたず。
あー、これがマラソンなんだよな・・・
ようやくゴールまで辿り着く目途がついて、どうにかこうにか足も言うことを利いてくれている。
いつ痙攣が再発するか分からない状態なのだが。
既にゴールしていたマイル組のラン友の応援地点を通過・・・足は大丈夫、お道化る余裕があるのが不思議・・・
何故最後になって足が復活するのか・・・不思議だ・・・
いよいよゴールのスタジアムへ入る。
トラックの先にゴールが見える。声援が嬉しい。
ゆっくりペースを保ちつつ、ゴールしました。やったー。
ネットタイム 4:41'23"
記録は、12年前の初マラソンに次ぐワースト2位。
そんな記録でも、全く悔しさは無い。
何とも言えない嬉しさ。よく無事(?)に辿り着いたという安堵感。
この環境、身体状況の中で精一杯の事が出来た。
ここ最近の大会欠場などから、とにかく出場し歩きも入りながらも完走できた事に満足しています。
例によって、ゴール後の打ち上げは、とにかく格別に楽しかった・・・
ランニングの話は置いておいて、他愛のない話ばかり。そんなことが出来るのは、10年来の仲間たちだから。
こうして節目のマラソン大会は終わったのでした。
まだ身体の痛みが半端なく残っていて、正直歩くのも辛い。
でも、それが走りきった事の確かな証。
また走りたい。