前回の記事の続きです。
今回は、2つ修理が入ってきています。
サクっと修理していきます。
1つはカプセルステーションの
ハーフタイプ。
こちらは鍵を無くしたとの事で
シリンダを交換します。
いつも通りですが、シリンダを取り除きます。
ネットにガチャガチャ修理方法のような
動画や記事がありますが、アテにならない
ケースが散見されます。自己責任の話なので
オススメしません。
シリンダを除去して本体を
開けられるようになりました。
鍵が無くて開けられない状態だったから
中のお金や商品が取り出せない事は
よくあります。
輸送時に本体内部に散らばってしまった
百円玉を回収します。
※枚数の把握はしません。全て取り出して
1つにまとめてお返ししています。
除去したシリンダは使えませんので
新しいシリンダと鍵へ交換します。
今回、シリンダをお客様が準備して
いましたので、お客様ご用意のシリンダを
取り付けます。
KALZAでもご用意できますがお取り寄せに
なるため、時間が無い場合は
お客様ご用意でも対応できます。
これで鍵交換完了!
ここからは無料で点検を行います。
んー・・・見た目はキレイな本体ですが
全体的にネジが緩んでいる所が多数。
このまま使い続けるとギア系の
不具合を起こす可能性が
あったので締め直して点検完了。
再度、動作確認して問題ない事を
確認したのでお客様へ返送します。
次もカプセルステーションですが
こちらは二段タイプです。
下段がお金を入れても使えないとの事で
カプセルステーションあるあるの
ギア系統の故障を真っ先に疑っておりました。
予想はハズレました(笑)
ギアに異常はなし。
そうなるとコインメックが怪しい・・・
(カプセルステーションの場合はコインユニットと呼ばれる)
動かしてみると、設定した金額をいれても
なぜか、動きが悪く突っかかるような
動きをしています。
コインソーター(100円硬貨であると認識する機構)は問題ありませんでした。
コインソーターの先は、このギアが
硬貨枚数を判別します。
ここのバネ、ネジ類を調節します。
硬貨を金庫へ落とす機構も清掃します。
ここは割れやすいので慎重に作業します。
割れたら全てオシマイです。
カプセルステーションの
コインユニット系は、部品の欠損や
破損でない限りは調整で治る事が多いので
修理工賃もそんなにかかりません。
もとに戻して他に異常がないか
点検してから動作確認します。
こちらも正常に動作しました。
コインユニット系の故障は滅多に
ありませんが、ガチャポンが壊れたら
とにかく自分で何とかしようと思わずに
KALZAへ相談、修理しましょう。