小さい頃、近所に街の電器屋さんがありました。
まだ家電量販店も少なかった時代ですが
この店は既に電器屋では食べて
行けなかったのか子供をターゲットにした
商品に品揃えをシフトして行ってました。
その第一弾として赤いガチャポンがお店の前に毎日
出してありました。
(画像はイメージです)
ガチャガチャで子供を取り込む事に味をしめたのか
次第に、エアガン、ガンダムのプラモ、ミニ四駆、車系の模型などと
どんどん増えていきました。
さらにカードダスを機械でなく手売りしてたのを
覚えています。
さて、そんな子供のパラダイスみたいな電器屋が
近所にあったのですが
まだ、小学校低学年と幼かった私には
エアガン、プラモ、ミニ四駆は高嶺の花で縁がありません。
お店の中に入ることができるような身分相応ではありませんでした。
そうなると、店の前にあったガチャポンだけが登竜門として
手が届く品物でした。
小学校の帰り道、定期的に入れ替わる商品に
欲を沸かされていたのを覚えています。
低学年の時には、お小遣いを
まだ貰っておらず、自力では買えませんでした。
SDガンダムのシリーズが出たりすると、親に強請って
1個か2個買って貰うような生活でした。
(私の親は比較的、低額な物は強請ると買ってくれていました)
他にも煙が出るタバコなんてゲットしたら
(吹くと煙のようなものが出てタバコのように見えました。吸っても何も起きません)
ヒーローでした。
なんたって、当時のガチャポンは「あたり」じゃないと
まともな物が出ません。
この煙の出るタバコや盗聴器、ラジオなどは
まさに「あたり」商品でした。
しかも売り切れるのも早いため、買えるチャンスが
とても少ないのでした。
「あたり」以外は、どこかの売れ残りや
まったく用途不明なものや、何に使うか分からない
残骸(実は部品欠品で何も使えない物)なんかが
普通に出てきました。
まともな物だと小さいけどダイキャスト製の剣などが
商品として出る事もありました。
(こちらも爆発的に大ヒットしたミニミニカードダスと言うガチャガチャ商品)
そんな中で、当時ずーーーーーーーっと用途不明な物が
家にありました。
それが手榴弾です。
形も何種類かありました。
明らかにメカニカルな構造をしており
手榴弾である事とたぶん、何かしら
出来るはず・・・と言う点は幼くても
わかったのですが、この手榴弾は
説明書もなく、袋にも入っておらず
カプセルにそのまんま入っていました。
幼き日の思考では
どーやって遊ぶのか
謎を解くことはできないまま、学習机の
引き出しの肥やしへとなりました。
それから数年・・・
小学校高学年になっていました。
学習机を開けていると、肥やしにした
手榴弾を発掘!
そーいえば、ここに封印したけど、どーやって
これ遊ぶんだろう・・・
投げても破裂する訳ないしなぁ・・・
ダイキャスト製なので、ズシっと重いのは
気に入ってるんだけど・・・。
この金属の部分が、わざわざ
動かせるようになってる事や
必ず突起が付いてる事
・・・ようやく気づきました。
ここに、火薬を挿して遊ぶんだね。
火薬銃の球を買ってきて
この火薬の輪から火薬を
一つ切り取ります。
この突起部分に挿します。
この金具を引き上げて
もう一つの金具に引っ掛ける事ができます。
これだけ。
引き上げた金具が引っ掛けた所から
外れた時に、バネの力で素早く戻り
戻る時の衝撃で火薬を叩き、火薬が破裂して
『パンッ!』と音がするので
手榴弾っぽい玩具として楽しむようですが
なんともツマンナイ・・・
音の迫力も弱いし、不発する事も多いので
シラケてしまう・・・
キャッキャ、ワイワイと遊ぶ事なく再び
コレクションとしてお蔵入りしました。


















