さて、何から書くべきか。

朝保育園に子供を送り届けてから、9時半ごろクリニックに向かった。
個室で術着に着替えて処置室に向かう。
まだ子宮口の拡張が必要とのことで器具を挿入する。
静脈麻酔をしてもらうと30秒くらいで意識がなくなる(自発呼吸はあるけど深く寝てる感じ)ので痛みはなし。
起きた時にどこにいるか一瞬混乱するけど。

その後、4時間くらいか個室のベットに寝てだらだらと過ごす。
途中で自分の母親が立ち合いに来たのでお喋り相手してもらう。
14時ごろ呼ばれた時に静脈麻酔で胎児を掻き出された。
個室に戻った後、前日夜を最後に絶食してたので出された軽食を食べる。
特に泣くとかもなく普通に腹減ってたので食べた。

これで帰れるぞと思ったけどなかなか呼ばれない。
母親とはちょっと喧嘩?した。
ごめんなさいありがとう、と亡くなった子に言えと言われたから、一生私はごめんなさいと言い続けなきゃいけないのかと鬱陶しくなった。
自分の心情としては、よく頑張ったねお疲れ様だったので、それを母親に伝えた。
ターナーでここまで育つのも確率的に凄いし、リンパ液の塊が邪魔で首も動かせない状態で本当にお疲れ様という心情。
ママが早々に諦めてしまって申し訳ないとは思うけど、罪の意識として背負いながら仕事と子育て継続するなんて無理だ。
確率的に起こるべくして起きたこととして自分の中で整理つけたのに、ごちゃごちゃ言われるのは本当に嫌だった。
暇の相手してくれるのはありがたいんだけどね。

17時ごろようやく先生が子宮の状態確認してくれた。
子宮収縮は順調で出血量も問題ないとのこと。
3ccくらい既に出血が溜まっていて、いずれ一気に排出されるとのこと。
既に出来かかってた胎盤を剥がして子宮壁傷ついてるので何度か出血を繰り返すとのこと。
母乳の分泌を抑える週1の薬が2回分と、子宮収縮を促す薬と痛み止めは3日分渡された。
抗生剤も貰ったかもしれない。
以上で終わり。
会計で予想外の請求されて若干揉めたけど、足りない分は母に借りてなんとなかなった。
事前に払った50万では足りなく5万追加された。
50万で足りると言われてたんですが、詐欺ですかね。
遺体は火葬日が決まってから引き取ることになっているので、預けて帰った。
母と一緒に保育園まで子供のお迎えに行ったので孫に会えた母はご機嫌で帰っていった。

夜も一悶着。
やたら暑くなってきた時期で、早めに火葬したかったんだけど、胎児の火葬してる公営施設は火葬許可証がないと予約できないらしい。
翌日朝一で予約するために、深夜にパパに区役所夜間受付まで行って死産届け出して火葬許可証取ってきてもらった。
火葬場を書かなきゃいけないらしくて、これで予約取れなかったらどうするの??と思いながら第一希望の臨海火葬場を書いてもらった。

ちなみに、先生の死亡届は男の子って書いてあったんだけどターナーはどう考えても女の子なので、パパが性別不明で火葬許可証貰ったら後日先生が区役所まで訂正印押しに行くことになったらしい。
先生ごめんなさい。
想定外の5万分の働きをしてもらったということで。
医学的には膣損傷状態だったので男の子だそうです。
男性器ないのに!