岩宿遺跡の発掘品を目にして

驚いたことがふたつあって。。


ひとつは

この爪形文(つめがたもん)土器の存在

を知ったことです。



爪形文土器とは。。


人の爪や

爪のような形のヘラで 意図的に

模様を作ってあるもの。


縄文土器 というと

縄で模様をつけた、と習ったのですが


草創期のものには このような原始的な

装飾が見られる。。と初めて知りました


13000年も前のものなので

小さな破片だけです

破片だけでもみつかるのはすごいことですが

欲を言えば 完品を見てみたい。

土器の用途は

なんだったのだろう。


古代人の ものづくりに 

遊び心 があったことの

表れのような気がします。




はるか昔 この地に住んだヒトの 

爪跡なの!? と思うと

とても 生々しいかんじがして

見入ってしまう。

なるべく きれいに 跡をつけてある。

この素朴さが いいな、と思いました。



縄模様へ 変遷。 規則的になり

装飾性がぐんと増している。




その他の縄文土器です




左 とても大きかった

右 ふちにペトペトたくさん

  付けてある


ザ 縄文土器 というかんじのもの。


に対して。。

土器作りの 素人っぽい。

丸や四角の ペタペタ装飾に 

おもしろさがいっぱい照れ


初めてみるタイプにやり


良い状態で見つかっています




細長い壺

持ち手がおしゃれで

バタークッキーみたい。




二重の輪があるのは 装飾か、それとも

実用性があったのか。 柄杓に見える。


やさしいフォルム


何を入れていたのかなぁ。



こちらも 

女性のドレス、腰のくびれのように見え

優雅さを感じる。



一方

大胆で カブトムシに見えた 元気な土器。



持ち手の装飾が

カタツムリか 鹿か

可愛い生き物に見えてしまう。


ぐるぐる模様がアルファベットのように見え

適当な模様ではなくて

この持ち主のマークを刻んだのでは?とか

意味のあるものに 感じた。


現代のものとあまり変わらないように思う。

模様がぜんぶ違う。


ぐるぐるした模様が おもしろいです。



今では 海なし県の群馬県でありますが

縄文時代は海水面が高く

海があった、とは 信じられませんが


みどり市でも

このようなものが発見されているので

本当にそうなんだな。。と

少し感じられました。



ありがとうございました

驚きのもの 2話目に続きます。