みどり市大間々町の

コノドント館という歴史資料館で

秋ごろに史跡マップをいただき

気になっていた笠塔婆を探索しました


天神山3号古墳のそばにあるので

笠塔婆を拝見してから

天神山を歩きました



建屋があり

大事に守られていました



鎌倉時代後期 のものと推測されるようです

マップ掲載の小さな写真からは

想像できなかった 立派なものでした

変わった形で、厚みもあります。


正面を向いていない仏様達。


阿弥陀三尊が くつろぎ

自然体でいるような感じがして

微笑ましい雰囲気が

伝わってくるようです。


こんな仏様たちに優しく包まれる

素晴らしき 極楽浄土を願った

この地域の

鎌倉時代の人々の

心の表れかもしれません。





鎌倉時代からとすると

800年くらいを経ています

ここが整備される迄

風雨にさらされていたからか?

横から見るとだいぶ傷んでいます。


石がこんなにぼろぼろになるのだろうか?と

不思議に思ったので


本で調べてみると

奈良県 平安時代 石棺仏の阿弥陀像で

雰囲気の似ているものがある。


もしかすると

この山、天神山古墳群の

石棺材を利用しているのではないだろうか

と気がつきました


この辺り、6基の古墳があったそうです。



すこし斜に構えた阿弥陀様。

やさしい円光


こちらも斜に構えた 観音様。

天衣(?) が左側へなびいて

雲に乗る様子と見受けられ

躍動感があります

可愛いお顔もわかります


大きな手で

しっかりと合掌する 座像の勢至菩薩。

天衣がはねあがるような様子が見られ

穏やかなお顔が すこしわかります


とても良いものが見られて

嬉しくなりました


ニコ


天神山にのぼってみました

落ち葉の積もる 土の小道を行きます


レンゲショウマの森

という看板が途中にありましたので

初夏には咲くのでしょうか




不思議な岩がありました

古代人が遊んでいたかもしれません


頂上です

浅間山、白根などの山々が見えるのですが

木々がじゃましているので

撮影はしませんでした


見晴らしがよいので

ちょっとしたお城に使えそうな土地です


天神山と言うので もしかして

天神さんの石宮でもあるかな?と

期待して 山頂付近を見てまわりましたが

何もない様子でした


『良い樫の木があるね』

と案内してくれた地元の方が教えてくれました


寒波で 気温が低いのですが

樫は 青々として 綺麗でした


何気ない所に見えますが

私にとっては大変面白い所でした


○みどり市ホームページに記載がありました




ありがとうございました⭐︎