漫画家の芦原妃名子さんの訃報に触れて

ネットで事情や背景を調べて

いろいろわかるにつれて

悲しみや怒りやおぞましさや恐れなど

さまざまな感情が交錯して

頭と気持ちの整理がつかない状態

 

かなしい

の気持ちが一番強いみたい

 

わたしは「セクシー田中さん」という漫画作品も

他の芦原さんの作品も読んだことはない

でも

ネットでの多方面の記事や動画などで窺い知る背景からは

芦原さんの細やかで誠実なお仕事ぶりが目に浮かび

過重労働による疲労に心労やストレスが積み重なったことと思われる

 

読者と作品を大切にされ

守るために身を削った結果は

いまだわたしには受け入れ難いのです

ものつくりの人たちへの理解とリスペクト

自分なりに見直さなくてはならないとも思う

 

また

事情や背景から知った

原作のテレビドラマ化の過酷な現状

原作漫画や原作者に対するあまりにも軽く心無い言動の数々が

複数の脚本家やテレビ会社から

恥じることなく表出される現状に理解が追いつかない

 

わたしなりに推察したのは

真摯にものつくりをする人と

金儲けや名声、保身を優先する組織と関係者で

目指すものが相容れない現状があり

ひとり、自身作品と読者への愛情と責任を背負い

身を削って守ろうと日夜奮闘した原作者と

巨大営利組織に守られ雇われ

組織の中でうまく立ち振る舞い

組織の目的に叶った仕事をこなすことだけが

何よりも優位にあると信じ込む人々との

間に生じる深い溝

この溝を埋めようとする第三者の不在

 

現代社会の縮図までも

そこに見るような気がしてくる

 

東京電力はじめとする巨大電力会社と

暮らしを守りたい農民や漁民、市民との対立

軍事施設の維持と新基地建設を目論む政府と

平和を願う沖縄県、沖縄県民との対立

公平公正な第三者と期待されるはずの司法の機能不全

ちょっと話が逸れてしまった

 

先日

本屋で「セクシー田中さん」を買いました

まだ読んでない

買ったけど本を開けない

自分の中で何かが壊れそうな気がしてしまう

でもきっと近いうちに

読めるようなるとも思う

 

ネット記事などあちこち見て周り

胸にストンと落ちてきたのが

アエラ2月3日配信の里中満智子さんのインタビュー記事

 

それと

柴田優呼さんのツイート2月2日

 

こちらも柴田優呼さんツイート