マッサージスクールを卒業して、直営のサロンで働いて居た時、貰い事故のむち打ちで保険治療のクライアント(♀)さんを担当していた。
学校で勉強したことが活かせる!とばかりに意気揚々とトリートメントに励む新人セラピスト。
事故の聞き取り、アセスメントもしっかりとして、どのようにむち打ちが起こったかのメカニズムも理解した。
じゃあ、こんなトリートメントプランで行けば症状は軽くなり、快方に向かうはず。フンッ(鼻息も荒く)。
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思えば、私は若かった(年齢は置いといて)。
今となっては、ギャグのようだと思う。
人間の身体は、機械じゃないんだよ。
計り知れないもの、ロジカルじゃないこと、人智の及ばないことが沢山ある。
自分だって、心が病んでその影響が色々身体に出て、原因不明の症状に悩まされてたじゃない。
結局、そのクライアントさんは結構良いところまで行くのだけれど、最後の最後に症状がぶり返すと言うアップダウンを繰り返し。
ただただ焦る、あたまデッカチな新人セラピスト。
時間切れで帰国することに。私も心残りだった。
今でも、忘れられないクライアントTさん。
きっと一生忘れることはないだろう。
申し訳ないけれど、あの時ぽっきんと鼻をへし折って貰ったから。
でも彼女の存在が、今の自分のスタイルの柱になっていると思う。
クレニオセイクラルに出会い、ほとんど何もしない施術が、いかに効果があるかを知り。
WATSUに出会い、「ただそこに居る」ことの不思議を思う。
自分はただの媒体で在りたいと思う。
ロミロミを世界に広めるキッカケを作ってくれたアンティーマーガレットの残した有名な言葉。
「神様が癒してくださる。私は祈るだけ!」
誰がも言ってたなあ、最後は愛だって。
じゃあ、技術は必要無いんかい?
ヒーリングマインドの旅は、まだ途中です。
ゲイのオーナーのセンスが良くて、人気のスパでした。
撮影用の一枚ですが、裸足の人も数名。みなさま、結構ラフなスタイルですね〜。