先日、CBCテレビ【チャント!】
親子ウイーク特集で、
子どもの叱り方についての取材を受けました。
今回の内容は、子どもの叱り方について、
街の皆さんの声にあった様々な、
親子の関わりの中から、
よくあるお悩みをピックアップ。
そのやりとりを子役さんとタレントさんが
再現し、「こんなときはどうしたら?」
という疑問に答える、というものでした。
その内容は
叱り方から
脅し育児、
イヤイヤ期の対応について
などなど。
アンガーマネジメントの理論をベースに
数時間にわたってお話しさせていただきました。
テレビでは、そのエッセンスを、
10数分にぎゅっとまとめてくださって(!)
放送されていました。
スタッフさん、すごい。。。
お伝えしたなかで、
まずはここ!という大切なことを
こちらでもご紹介します。
最初に怒りの感情をぶつけてしまったら
たいてい子どもは
反発したり、
逆ギレしたり、
逃げたり。
売り言葉に買い言葉で
最後は「もう!知らない!」
そんなやりとりにうんざりしたり、
ぐったり疲れてしまう、、
なんてこともありますよね。
アンガーマネジメントでは
とっさの怒りで後悔しないために
怒りでかーっとなっても
6秒待つことを推奨する
「6秒ルール」というものがあります。
これはいわゆる「衝動のコントロール」
6秒待つことで、理性が働き、
冷静になって対処できる、というものです。
6秒間は、ただ怒りを我慢する時間はなく、、
冷静になるまで、
「6秒間を待つ・やり過ごす時間」
と考えてみてくださいね。
6秒待って理性が働き、
冷静な判断や行動ができるようになれば、
最初の言動が変わります。
冷静になるための6秒を待つために、
オススメの方法は・・・
・深呼吸をする
深く、長く、を意識。
体が緩みリラックス状態に。
・自分を落ち着かせる言葉を心の中で言う
「大丈夫」
「なんとかなる」
「たいしたことじゃない」
など繰り返しているうちに落ち着きます。
自分の好きなものの名前などもOKです。
・タイムアウト
いったんその場を離れて、
冷静になってから戻る
ほかにも、
自分の怒りの尺度をもつ
「スケールテクニック」
自分の怒りを客観的にとらえるのに役立つ
「アンガーログ」」
など、
衝動のコントロール方法は、
いろいろあります。
自分に合うもの、やりやすいものをみつけて
続けてみてくださいね。
そして、
「あんな怒り方しなきゃ良かった」
という怒りの後悔を
なくしていきましょう。
冷静になるために「6秒待つのが難しい」
はじめは、そう感じることもあるかもしれません。
アンガーマネジメントはトレーニングですから、
続けていくうちに、だんだん待てるようになってきます。
うまくいかないことがあっても
意識しながら続けてみてくださいね。
アンガーマネジメント的に対処できれば
子どもへの伝わり方も大きく変わります。
大切な子どもを傷つけることがないように
穏やかに伝えてみましょう。
①まずは衝動をコントロール
②伝えたいこと(大切なこと)を一つだけ、
③必要以上に相手を責めずに
④わたしからのリクエストとして伝える
叱ることは
「子どもの成長を願って伝える」
ということ。
子どもが本来の力を発揮して
健やかに育っていけますように。
これからの未来を楽しみに、続けてみてください。
はぐくみサポートゆめたまご代表
日本アンガーマネジメント協会 認定コンサルタント
日本コミュニケーション 心理学協会 認定アドバイザー
子育てコミュニケーション心理士
HAT 子育てハッピーアドバイザー
メンタル心理カウンセラー
家族療法カウンセラー
幼稚園教諭・保育士
日本アンガーマネジメント協会HP