笑顔のお店づくりに 一番大切なこと! | 笑顔の店づくり研究所 -長野発! 店づくり・人づくりの専門家@いとうきよしのブログです

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18歳のときに始めた 日本一のドーナツチェーン店での31年間の経験をもとに、飲食店の運営に役立つ情報をお伝えしています。「笑顔の店づくり」は、教育・効率・利益の3つがキーワード。「日本全国のお店を笑顔でいっぱいにすること」がこのブログの目標です。

いらっしゃいませ!
また来たい! と言われる
笑顔の店づくり専門家
いとうきよしです。


ボクが、
笑顔のお店づくりで
一番大切なことは、
お店をつぶさないこと!
と言ってはばからないのには、

こんな理由があります。


今日は、
そのことについて描いてみたいと思います。



まずは、
下記の問いをお考えください。

スライド4

ボクはこれまでどんな仕事をしてきたでしょう?
次の選択肢からもっとも適当と思われるものを選びなさい。

選択肢です!
スライド5


このページを日々見てくださる方には
あまりにも簡単な問題でしょうが、


答えは、

スライド6



です。


選択肢の⑤だけは、
前職というわけではないのですが、

先日まで、
サービス接遇検定試験の試験対策講座を
担当させていただきました。

ご依頼主は、
地元にある専門学校で、
高校を卒業したくらいの若い学生さんや、
職業訓練の社会人さんのクラスからお仕事をいただき、
簿記やマーケティング、
販売士の受験講座など、

最新のものでは、
事業計画を作成するという
学生さん向けの講座をご発注いただきました。
※ いつもありがとうございます。



実は、
ボク中学生の時に理科の教科担当だった
「半魚人先生」の事がものすごく大好きだったんです。

その影響もあって
ボクも理科の先生になろう!
なんて 一大決心をしたんです。

半魚人先生
半魚人先生(イメージ)
ネタ元


それで、
中学・高校とものすごい勉強をして、
それ用の大学に入ったんです。

だけど、
そのことが
その後のボクの人生を大きく変える出来事に
なるとは思ってもいませんでした。



その学校は、
長野県の松本市というところにありました。

四方を山に囲まれて、
県外から来たご学友たちは
どこにも逃げることができそうにないから、
勉強するしかない!
って覚悟を決めた奴が多かったみたいなんだけど、
ボクは違いました。
※ 我が道をゆく!


ボクが育ったのは、
松本から更に1時間ほど山奥に入った
大町市というところです。

スキーの白馬 
とか安曇野なんて聞いたことありませんか?

南から順に並べていくと、
松本、安曇野、大町、白馬と
だんだん雪深くなるんです。

周囲の山たちもどんどん狭まっていくわけですね。
だからボクは逆に解放感でいっぱい。


授業なんて滅多に出席することもなく、
ある日、アルバイト募集掲示板に貼りだされていた、

ミス○ードーナツ○○店、
オープニングスタッフ100名募集!
と書かれたチラシに
まんまと引っかかってしまうわけです。

そのお店は、
当時のボクの行動範囲には見かけたことがなくって
どんなお店なのか見当もつかない。

なのになぜか
人生で初めて体験した そのアルバイトに
ばっちりはまってしまうわけです。


そのドーナツ店のアルバイトで
ボクはサービス業の面白さに
なんとなく気がついてしまいました。

授業にはろくすっぽ出席していなかったから、
結局、教員の採用試験にも失敗。
地元の製造業の会社に就職します。

しかし、
これが、まったく体質に合わなかった。
一日中、黙々と仕事をするということに
体が対応しなかったんですよね。

恥ずかしながら、2カ月と20日で退職してしまいました。
叫び


で、北アルプスの一番の観光地、
上高地というところの、
山と水と緑しかない山小屋に
半年間 籠ることになったんです。

ただ、上高地は冬の間、
深い雪に覆われてしまうので、
お仕事は11月で終了。

ボクは俗世間へと復帰しなければならなくなります。


アルバイト求人誌を散々眺めて選んだのが、
サービスエリアのレストランのウェイターというお仕事でした。
ここも眺めがキレイでとっても忙しかったです。
※ 北アルプスと 真正面から対峙することができます!


観光地なので、
お客さまはほとんど県外車。

旅行気分のお客さまが多く
とっても開放的。

たくさんのお客さまの笑顔に遭遇することができました。
美味しい食事と最高の景色。
これだけでも感動体験ができるわけです。

と、同時にボクらのちょっとしたミスで、
悪魔のような顔つきに変わってしまうことも知りました。


サービスエリアに3年ほどいたでしょうか?
ドーナツ店でアルバイトしていた時の店長から、
新しいお店をつくるので、店長をやらないか?
という連絡が入りました。

いわゆるヘッドハンティングですよね。
グッド!

ちょうど、
サービス業のおもしろさに加えて、
むずかしさも分かってきて壁にぶち当たることも多くなっていました、

お店の経営の事をもっと知りたいと思って、
その誘いに乗る形で転職をすることにしたのでした。

ただし、アルバイトのときとちがって、
店長をやるということは、
ドーナツを作って売るだけではなく、
売上に対する責任も発生してきます。

サービスについても勉強しなければなりません。
アルバイトさんを教育するっていう任務もあります。
毎月の売り上げから利益も出さなければいけません。

毎日が
様々なこととの戦いでした。

様々な失敗もしでかしましたが、
自分なりに次々と成果を出してきたと確信しています。


そして、十数年。

ボクは新しく始める ラーメン店の事業部長を
やらせてもらうことになりました。

自分で物件を探して、
大家さんと交渉して、、

もちろん大きな決済をするときは
社長にお伺いを立てることが必要でしたが、

幸いなことに1号店が大ヒットし、
すぐに2号店をオープンすることができました。

ボクは有頂天になります。
叫び


しかし、
これが大誤算

売り上げが伸びずに4年半で閉店することになってしまったのです。

最後の営業日は、
オープンの日と同じくらいのお客さまが
ラーメンを食べに来てくださいましたが、

同時にたくさんのお叱りのコトバをいただきました。



どんなコトバだったと思います??



これが
スライド13



だったんです。


週末になると必ず家族で現れて、
顔が真っ赤になるまでビールを飲んでいくお父さん。

お子様ラーメンについてくる
おまけのおもちゃのことで大騒ぎするガキん、
じゃなくて、お子さま。ですね。

始めのころはご夫婦で来てくれていたのに、
いつの間にか一人で来るようになっちゃった おばーちゃん。
この日は、
久しぶりにお孫さんの家族と一緒に来てくれました。

そして、
最後の日まで頑張って仕事に来てくれた、
パートさん、アルバイトさん。


ホントはボクの方が
ありがとうございます
なのに、

ボクは
申し訳ございません
と返すのが精一杯でした。


このとき、
お店って絶対につぶしちゃいけないんだなー
って思ったんです。


閉店後、
部下二人を引き連れて
メシを食べに行きましたが、

だれ一人
軽口を叩ける者はいませんでした。
しょぼん


ボクが
笑顔のお店づくりで
一番大切と思うのは、
お店をつぶさないこと!
と言い続けるのは

こんな出来事があったからです。
ショック!



本日もご来店いただきありがとうございました。
またおこしくださいませ!
ドア

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