【補講】「棒銀」成功後の指し方(その3) | カクザンのブログ(岡山市の親子将棋教室)

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子どもたち、保護者の方に、将棋の楽しさ・魅力をお伝えします。次回教室は津山おもちゃ図書館教室が11/16(土)、高島教室が11/17(日)の予定です。

「棒銀」成功後の指し方を補足解説しています。今回は「平手」戦で現れそうな局面を題材に解説をしたいと思います。図1は▲1一龍に後手が△2八歩と打ったところ。ここで▲1三龍と指す教室生が多いのです。もっと厳しい手があるので見てください。

 

(図1 △2八歩まで)

 

○図1以下の指し手:▲2四桂(途中図)、△2九歩成、▲3二桂成、△同飛、▲3三香(結果図)

 

▲2四桂(途中図)が急所の攻撃手。「金」取りです。「金」は相手にとって守りの要(かなめ)の駒。「金」がいなくなると相手「玉」はとたんに危険な状態に陥ります。「龍」をつくったら、次は相手の「金」を狙いにいくのが攻撃の1つのパターンになります。

 

(途中図 ▲2四桂まで)


▲2四桂に対して、後手はこの「金」を逃げると▲3一龍で「銀」を取られてしまいます。なので、後手は「金」を逃げることができません。仕方なく△2九歩成としますが、▲3二桂成、△同飛に▲3三香(結果図)が気持ちの良い手。俗にいう「田楽刺し」(でんがくざし)です。

 

(結果図 ▲3三香まで)

 

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