将棋に限らず、勉強にはコツがあるとカクザンは思います。いわゆる「勉強ができる」人の中にはずば抜けて「頭の良い」人もいるとは思います。しかし、平均的な「頭」の持主(あるいはそれ以下)であっても、「勉強ができる」人はいると思うのです。それはどんな人でしょうか?カクザンは大きく2つのタイプがあるように思います。
1つは努力の人です。一所懸命に勉強を頑張るタイプです。真面目なタイプと呼んでも良いかもしれません。このタイプはたくさん勉強をするので、その分、「勉強ができる」ようになるわけです。しかし、問題もあります。それは、このタイプの中には、好きで勉強しているタイプと、好きでもないのに勉強しているタイプが混在していることです。そして、後者の場合、「勉強」を苦痛に感じている可能性があります。苦痛を感じている限り、どこかで挫折する可能性があります。
もう1つは、勉強のコツを心得ている人です。このタイプは、少ない時間で、ある程度「勉強ができる」レベルに到達することができます。また、このタイプの中にも好きで勉強しているタイプと、好きでもないのに勉強しているタイプは存在しているはずです。前者はたくさん勉強するので、どんどん「勉強ができる」ようになりますし、後者であっても、苦痛を伴う時間が短いために挫折する可能性が小さくなるというメリットがあります。
将棋も勉強と同じです。
「好きこそものの上手なれ」ということわざがあります。勉強が好きな人は「勉強ができる」ようになる可能性が高く、また、将棋が好きな人は「将棋が強くなる」可能性が高いということです。これは多くの将棋指導者の方も仰られていることです。
しかし、では、将棋が大して好きではないという人が、「将棋が強くなる」ことはできないのでしょうか?カクザンは必ずしもそうではないと思います。要は勉強のコツを心得てさえいれば、「将棋が強くなる」ことは十分可能です。
では、勉強のコツとは何なのでしょうか?
ここまでお読みいただいた方には、もう答えはお分かりかと思います。
つづく・・・。