将棋の「基本」とは(その7) | カクザンのブログ(岡山市の親子将棋教室)

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子どもたち、保護者の方に、将棋の楽しさ・魅力をお伝えします。次回教室は津山おもちゃ図書館教室が10/6(日)、高島教室が10/6(日)の予定です。また表町商店街将棋イベントを10/19(土)に開催予定です。

「好きこそものの上手なれ」ということわざがあります。勉強が好きな人は「勉強ができる」ようになる可能性が高く、また、将棋が好きな人は「将棋が強くなる」可能性が高いということです。なぜでしょうか?

 

これはカクザンの考えですが、人間、「好きなこと」はいくらやっていてもイヤにならないものです。そして、長時間やっていてもあまり疲れない。疲れないから、いつまでもやっていられる。要は、やっている時間が長いので、それだけ勉強ができるようになり、将棋が強くなるということではないかと思います。

 

長時間やっていると、人間には「経験」が蓄積されます。「経験値」(けいけんち)という言葉は、将棋界でもよく使われますね。「この戦型は経験値が生きそう」といった解説をよく耳にします。

 

また、「好きなこと」は、それが細かい枝葉末節なことであっても、難なく覚えられるといったことがあります。スポーツカーが大好きな少年が、色んなスポーツカーの名前を知っていたりするのは、このケースが多いのではないでしょうか?

 

さて、では、「好きではない」ことの場合はどうなのでしょうか?これは、「好きなこと」の真逆のパターンになると考えられます。すなわち、「好きではないこと」はやっていてもすぐに疲れてしまう。疲れるから、長時間やることができない。少ししかやらないから「経験」がほとんど蓄積されない。すると勉強も将棋も、問題が解けないからますますつまらなくなる。こんな感じになるのではないでしょうか?

 

こういう生徒さんは、結構いると思います。指導者の中には、「好きな人」だけついてきてくれればイイという考えの方もいると思います。しかし、カクザンは、こういう生徒さんこそ、講師の腕のみせどころだと思うのです。いつも言っていることですが、将棋が「好きな生徒」さんは、放っておいても勝手に上達していくものです。そういう生徒さんを、「ワシが育てた」というのはまったくもって笑止千万。

 

将棋が「好きでなかった」生徒さんに、いかに、将棋の楽しさを伝えていくか。これこそが、指導者としての大事な目線なのではないかとカクザンは思うのです。

 

将棋が大して好きではないという人も、「将棋が強くなる」ことはできるとカクザンは考えています。1つには、「将棋の楽しさ」を発見してもらうこと。そして、もう1つは、勉強の仕方を指導することだと思います。

 

つづく・・・。

 

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