第２２話「救出」。凄い回でした。
三角棟の高層階の窓からの脱出に成功したコナン（小原乃梨子）はラナ（信沢三恵子）たちがいる地下街へ向かいます。途中、迷い込んだ通気口のようなところからコントロール室内の様子をのぞき見することになります。そこでは、モウ博士（雨森雅司）ら最高委員会の委員たちがレプカ（家弓家正）に脅されて、地下街入口の装甲シャッターの閉鎖を命じられていました。出口をふさぎ、地下を爆破することで地下住民たちを水攻めにし、ラナを捕らえようとの目論見です。「ラナがあぶない」。コナンはシューターを使って地下街へ向かいます。「あった！」。地下通路の天井部分に仕掛けられたダイナマイトを発見。やっとの思いで導火線を切り離しますが、ほっとしたのもつかの間、そこにはほかにも多数のダイナマイトが仕掛けられていました。大爆発とともに、地下通路には海水がなだれ込み、コナンは海水の渦に巻き込まれてしまいます。
地下街ではダイス船長（永井一郎）やジムシー（青木和代）がラナやルーケ（田中秀幸）らと地下街からの脱出のための作戦会議を開いていましたが、そこにも海水が流れ込んできます。大勢の地下住民たちと階段を上り、上方へと逃げますが、装甲シャッターが閉められていてそれ以上は進めません。そこへ拡声器越しにレプカの声がします。「ラナを引き渡せば助けてやる」。レプカのワナと知りつつも、ラナは自らレプカのもとへ。
水中から脱出したコナンですが、地下通路はどこも浸水がひどく、這いながら脱出口を探しますが、見つかりません。万事休すと思われたその時、壁が崩れ、コナンはその下敷きになります。そこには誰かの足が・・・。
足の持ち主はルーケのお父さん（山内雅人）でした。「おじい！」。のこされ島で死んだコナンのおじいさん（山内雅人）に顔がそっくりなため、コナンはそう呼んでいます。おじいたちはツルハシを使って脱出口を探しているところでした。地下街が水没させられたこと、ラナがレプカの汚い手によって捕らわれたことを知らされます。
コナンはジムシー、ダイス船長、ルーケと再会。地下全体が水没するまで約１時間しかなく、住民たちを助けるには地上から装甲シャッターを開けるしかないと判断したコナンはトロッコをかぶって水中から外への脱出提案。ジムシーとダイスを加えた３名でこれを決行します。
レプカに連れられてラナはラオ博士（山内雅人）との再会を果たします。しかし、博士はレプカの拷問によってすでに視力も聴力も失われていたのでした。ラナとのテレパシーだけが残された唯一のコミュニケーション手段となったことを悟ったレプカは、ラナを三角棟の高層窓から伸ばした幅の狭い台の上に立たせ脅します。「恐ければラオに助けを求めろ。そうすれば下にネットを張ってやる」。
コナンたちはなんとか水中から外へ脱出。そこは処刑場で、今まさにモンスリー（吉田理保子）の銃殺刑が行われようとしていたところでした。執行官が「撃て！」と言い終わろうとしたとき、「やれやれ、大変な目にあったぜ」とダイス船長。「ダイス！！」、「いけねぇ！」。こうしてモンスリーは間一髪のところで救出。ダイスに背負われながらコントロール室に向かいます。
ダイス「ラナちゃんのように軽くはないなぁ」
モンスリー「バカねぇ」
コナン以外の３人はコントロール室の占拠に成功。装甲シャッターを開放します。多数の地下住民たちも援軍となってレプカの攻撃に向かいます。
ラナは強風に煽られバランスを崩しそうになりながら耐えていましたが、「もうだめ、コナン！」。その時、コナンの声が。「ラナ頑張れ、今行く！下を見ろ！」。装甲シャッターが開いたことを知ったラナは「よかった！」と気を失って台の上に倒れます。コナンは排水管をよじ登りながらラナの救出に向かいます。
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