本日の将棋入門コース(6/19)(その1) | カクザンのブログ(岡山市の親子将棋教室)

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子どもたち、保護者の方に、将棋の楽しさ・魅力をお伝えします。次回教室は津山おもちゃ図書館教室が10/6(日)、高島教室が10/6(日)の予定です。また表町商店街将棋イベントを10/19(土)に開催予定です。

ねぶた先生がしばらくお休みということで、本日はK先生(ニックネームはゴロン太先生のブログで公表予定)に助っ人をおねがいした。自己紹介にもあったとおり、社会人になってから将棋をはじめたK先生は、「将棋入門コース」のお友達と一緒に将棋を勉強していきたいとのこと。とても謙虚な先生だが、実力はみんなよりかなり強いので、色々と教えてもらうとよいだろう。


いつものマナー講座に引き続いて、本日は「駒落(こまお)ち」についての説明を行った。「将棋入門コース」では、今年度より生徒同士の対局に対局カードを用いて、対局結果を記録するとともに、その成績によってそれぞれの級位認定を行っている。「駒落ち」は対戦者の棋力差がある場合に設けられるハンデのことだが、色々な「駒落ち」があるので、最低限の説明を行った。出てくるのは次のようなものである。なお、駒を落とす側(上位者)を上手(うわて)、駒を落としてもらう側(下位者)を下手(したて)という。


・2枚落:上手が「飛」と「角」の大駒2枚を落とす。

・4枚落:上手「飛」「角」「香」「香」の4枚を落とす。

・6枚落:上手が「飛」「角」「桂」「桂」「香」「香」の6枚を落とす。

・8枚落:上手が「飛」「角」「銀」「銀」「桂」「桂」「香」香」の8枚を落とす。

・10枚落:上手が「飛」「角」「金」「金」「銀」「銀」「桂」「桂」「香」香」の8枚を落とす。

・裸玉:上手が「玉」以外の全ての駒を落とす(19枚落)。


以上は「○○枚落」と表記される「駒落ち」の手合いだ。対戦者の間にかなりの棋力差がある場合の手合いで、「将棋入門コース」のお友達同士の対局では最大でも「6枚落」くらいまでとなる。


・飛香落:上手が「飛」と左側の「香」を落とす。

・飛落:上手が「飛」を落とす。

・角落:上手が「角」を落とす。

・香落:上手が左側の「香」を落とす。


その他の「駒落ち」の手合いは以上である。「将棋入門コース」ではよく登場してくると思う。なお、「香落」は「平香交(ひらきょうまじり)」という手合いのゴム印を押すことにしてあり、これは、下手側(駒を落としてもらう側)が①「香落」と、「平手(ひらて)」の②「先手(せんて)」の好きな方を選んで対戦する手合いだ(わかりにくいので、対戦相手を呼んだ時に説明する)。


以上の駒落ちでは大切なルールが1つあって、上手(駒を落とす側)が先に指すことを忘れないでほしい。


最後に、「平手(ひらて)」についても説明した。「平手」とは、全ての駒での対戦のこと。2人の級位が異なる場合は、「下位者先(かいしゃせん)」となる。20級と19級の対戦の場合は、20級が先手となる。一方、2人の級位が同じ場合は「振り駒」で先手番を決める。



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