2019年も残り2時間ばかり。
今年も沢山の方に支えられ、無事に声楽家としての1年を過ごすことが出来ました。
心より感謝申し上げます
2019年は、1月に家族が増え、
また新しい喜び、発見の連続でした。
音楽家として成長出来た実感もありますが、
人間としても大きく成長させていただいた気がします。
演奏会出演回数としましては、
ジャスト【100回】
次から次へとやってくるコンサートの準備に、確かに追われそうになった時期もありましたが、
それぞれのコンサートに目標と計画を立て、
焦ること無く全てのコンサートに集中出来た実感もあります。
それぞれの月で、特に印象に残ったコンサートを以下にまとめさせていただきます
【1月】
ヨハネス・ブラームス・フィルハーモニー定期演奏会
ブラームス《ドイツレクイエム》
息子が誕生したその日、立ち合いをした後、ほぼ徹夜の状態で迎えた演奏会。とにかく満たされた気分で演奏に集中出来ました。
【2月】
二期会オペラ《金閣寺》
突然の風邪により、初日の公演を降板してしまったのは申し訳ありませんでしたが、素晴らしいプロダクションのもと、金閣寺の音楽に出会えて幸せでした。それ以降、一切風邪は引かず過ごせております。
【3月】
バッハ・コレギウム・ジャパン《祈りのカンタータ》
BCJでのソリスト出演は毎回素晴らしい経験となります。私の音楽に必要なピースが1日のリハーサルで1つずつ埋まっていくような感覚です。
【4月】
バッハ・コレギウム・ジャパン《マタイ受難曲》
毎年、マタイのソリストは務めさせていただいておりますが、今回はCDのレコーディングにも参加。記念すべきCDにソリストとして関われたのは至極幸せ。
【5月】
コンセール・エクラタン福岡《旅するバロック》
地元福岡でのエクラタンの皆様との出演。バロックのレパートリーを毎回勉強させていただけます。いつか彼らともCDを録りたい!
【6月】
コーラル・アーツ・ソサイアティ定期演奏会
メンデルスゾーン《エリア》
エリアとして歌わせていただく2度目の演奏会。自分の中でまた新たなエリア像が見れた経験。このレパートリーは一生大事にしていきたい。
【7月】
日生劇場《アラジンと魔法のヴァイオリン》
アラジン王子として駆け巡ったこの数ヶ月。日生劇場の2日で4公演を皮切りに10月までの間、12公演を行いました。素晴らしいプロジェクトに関われたことに感謝!そして来年もまたアラジン王子、演じます!
【8月】
国連クラシックライブ協会《赤毛のアン》
久しぶりに関わらせていただいた団体での初めての「赤毛のアン」。ベル先生役として子供たちとの楽しい時間を三重県で過ごしました。ルー大柴さんとの稽古も楽しかった。
【9月】
浜離宮ランチタイムコンサート《加耒徹バリトンリサイタル》
浜離宮ホールでのリサイタル。前半はチェンバロ伴奏、後半はピアノ伴奏という贅沢な編成を実現出来て、様々な時代の音楽を歌えました。その直後に福岡でもソロリサイタルを。とてつもなく集中力を要しました。
【10月】
《せんくら2019》
初めて参加した仙台クラシックフェスティバル。3日間で4公演。それぞれ違った内容でのコンサート尽くし。初めての仙台での日々は刺激的でした!
【11月】
アムステルダム・コンセルトヘボウ
ヴェルディ《レクイエム》ソリスト出演
11月はあまりに充実して1つに絞りたくなかったですが、やはり海外のホールでソリストを務められた経験は、今までには無い経験となりました。
【12月】
九州交響楽団《第九》演奏会
夢に見ていた地元九響との共演。この経験を生かして、これからも共演し続けていけるように2020年も努力を重ねるのみです。
どの月も、他にも書きたくてたまらないコンサートが色々ございましたが、キリがないので我慢我慢
でもこうやって1つ1つ思い返してみても、
100公演全てが印象に残るコンサートだったかと思います。
皆様のベストコンサートを、伺ってみたい気分です
来年2020年は、オペラやレコーディングも多く予定されておりますので、
コンサートの数自体は多くは無い…と思います。
しかし、また今年以上に充実した時間を公私ともに過ごしていきたいと思います
2020年の加耒徹もどうぞ宜しくお願い致します