12月28日
クラシックサロン成城での、
瀬川玄さん、そして葛西賀子さんとの【バッハ 歌曲コンサート】の終演をもって、今年の演奏会は全て無事に終了

昨年に続き、ちょうど100回の出演。
健康に終えられた事にただ感謝致します✨
玄さんとのコンサートはこれまでにも度々このサロンで開催させていただいていたものの、
賀子さんとのご一緒はこれが念願叶っての初めての共演となりました

10月2日に同じコンサートの初回が行われ、
今回が台風で延期となり、12月に延期になったものでしたが…
ピアノとフルート、そしてバリトンでお届けするバッハの名曲たち…両公演とも過去最高動員…多くのお客様にお越しいただきました。
♦︎当日のプログラム♦︎
このコンサートが台風で延期になって、この時期になったのも何だか不思議な巡り合わせ。
といいますのも…
瀬川さんのお父様が、残念ながらつい先日お亡くなりになられ、今回のコンサートは追悼の意味も込めたコンサートとなりました。
↓↓朝日新聞にお父様の記事も掲載↓↓
調律師として、名だたるピアニストをはじめ音楽家の方と親交のあったお父様。
生前、私も沢山お話をさせていただき、人生のアドバイスもいただいておりました。
そのお父様が最後に調律したピアノとともに演奏。
背中にお父様の響き・存在を感じながらのバッハの演奏…生涯忘れないであろう音色でした。
曲目も、カンタータの第82番など…
このプログラムは10月公演の際に組んだプログラムでしたので、今回の事は全く想定はしていなかったのですが、
「これで満足だ。もう思い残すこと無く世を去ることができる。」
…といった内容のカンタータで、今年の演奏を終えることになったのは何らかの巡り合わせだったとしか思えません。
残念ながら調律は一生音を保てるものでは無く、
やがてその音は物理的には無くなってしまいますが、
それぞれの心の中に、28日の生の音楽が永遠の音として残るような気がしました。
これからもこのサロン、このピアノで私も演奏し続けられますように
