先週末、5月18日は中野ZEROホールにて、
オルフ祝祭合唱団の演奏会にソリストとして出演させていただきました
昨年の《カルミナ・ブラーナ》も、自分にとって新たな成長が出来た場でしたが、
今回のストラヴィンスキー【結婚】も、また特別な経験となりました。
ソリストは以上のメンバーにて
ソプラノ: 中江早希さん
メゾソプラノ: 輿石まりあさん
テノール: 松原陸さん
バリトン: 加耒徹
ストラヴィンスキーというと、やはり『春の祭典』のイメージが強く、
学生時代、指揮の練習(?)をする際にいつも使っていたのが春の祭典のスコアでした。
今回の【結婚】は初めて知った作品でしたが…
その『春の祭典』が、パワーアップして歌がついたような難易度
変拍子の嵐と、ロシア語の早口にリハーサル直前までうなされる日々でした
しかし、こういう曲を練習するのには、特別な楽しさも見出します
ほんの数ヶ月前の《金閣寺》も思い出す…
部屋に籠っての譜読みの時間でした。
楽譜に本気で向き合い、自分の歌と融合させていく…
どんなにコンサートが立て込んでも忙しくても、欠かしてはならないひとりの時間だなと改めて感じられました
その分、しばらく寝不足続きでしたが

たくさん練習が出来たお陰で、
本番は心から楽しんで、ストラヴィンスキーの世界観に浸らせていただけました
合唱団の皆様の、いい意味で血の気溢れる演奏にも心打たれました
この作品…編成が非常に特殊で、
ピアノ4台と、打楽器9人というオリジナル編成なのです。
日本に、グランドピアノが4台も置いてあるホールを探すのはとても大変だったかと思います
スタインウェイ、ベーゼンドルファーのインペリアル、ヤマハ2台と…
それぞれのピアノの音色も存分に後ろに感じておりました🎹
BCJの先輩、浦野さんも観に来てくれました
これからも一緒にロシア音楽を盛り上げたいと思います



