明治大学博物館に行ってきた。
ここには刑罰の歴史に関する展示がしてある。
法学研究のため1929年(昭和4年)に設立され
戦中に活動停止したが戦後にまた再開されたという。
立て札や書物が展示されておりこれらは実物だろう。
切支丹禁制、とあり
キリシタンを密告すると褒美がでますよ、と書いてある。
はてれんの訴人 銀500枚、 いるまんの訴人 銀300枚
とあるからかなりの高額懸賞だ。
こちら牢内深秘録、とあり小伝馬町牢屋敷のことを記したもの。
牢名主というものがおり役人は牢人たちに自治を行わせていたという。
あとは色々な拷問道具の展示。
人を吊る台や叩く棒。
磔(はりつけ)台や火刑の模型。
これらはもちろん模造品(レプリカ)である。
西洋のギロチンの模型などもあった。
ギロチンはもともとギヨタンという医学博士が考えたもので
これは人権宣言を受けて作られたものだという。
それまで貴族は斬首、平民は縛り首というように身分によって異なっていた処刑方法を平等にし
かつなるべく最小限の苦痛で死なせることを目的としたという。
身分によって処刑方法が違うのは江戸時代の日本と同じだ。
苦痛を少なくする、という発想からできたものだったのか。。