雨が降っています。

ベランダの掃除でもしようかなと思います。

 

塩煎餅、醬油煎餅、ざらめ煎餅、南部煎餅と、各種の煎餅をこよなく

愛している私ですが、手が出ません。

「食べんでもええかな~。」

です。

 

心理的方向転換をすることに決めると、ある意味、気が楽です。

「食べねばならぬ。」からの解放ってやつですね。

 

栄養学の知識も、調理の技術も(とりあえずの)、貯蔵脂肪も、それな

りに取り揃えていますので、焦る必要はない、と見切りをつければ、

天が与えた、「膝関節症軽減対策としての体重調整週間」かと思えば

いいわけです。

 

日本肥満学会による肥満度判定基準によると、普通体重はBMI18.5以

上25未満。

WHOの標準はBMI22。

しかし、日本人男女30~59歳を対象にした調査によると、死亡率が低い

のは、BMI23~24.9。

筋肉の量や骨格も絡んできますので、一応の目安です。筋肉質の人は

痩せて見えても、重いものです。

 

筋肉はがん患者の友ですし、一般的に、がん患者は多少ふくよかな方が

いいかもという考えもあります。

 

膝関節症持ちの私が目指す数字は、BMI23辺りということになります。

 

昨日作った小豆粥(多品目スープで煮てみました)を、ガンズ推奨の冷や

し粥にして、大根おろしを摺り下ろし、細切りの絹豆腐を浮かせてみました。

食後は、適当なお相撲運動(蹲踞の姿勢、鉄砲のまねごと)、いい加減な

バレエのバーレッスンまねっこ運動(ノンナ・ペトロワの気分で)、掃除機か

けと、運動と生活に励んでみました。

目指そう 「ドスコイまん丸型から、少々ふっくら饅頭型への転換!」

深呼吸で肺に酸素を目一杯!ガンちゃんズや、眠っとくれ。

 

 

 

新聞を読むのが好きなので、かつては複数紙を読んでいたこともあります。

半分隠居となってからは、節約する所しない所等、家庭経済の見直しを絶

えず行っていますから、現在は、読みたい時に、日によって違う新聞を購入

することに変えました。

複数の新聞を読むのは、報道の仕方、表現の仕方等を比較しながら読むの

が面白いので。

 

先日、とある全国紙を読んでいると、胃がん患者さんの電話相談による質問

に、日本有数の、がん治療の研究、実践、全国への治療の普及を行ってきた

病院の中の1つの病院。その化学療法部門の責任ある立場の専門医の先生

が、質問に答えておられました。

患者さんは全摘手術を受け、腹膜播種がある状態のようです。化学療法の

強い副作用による不安を感じての質問のようです。(紙面では詳細は伏せら

れていると思われます。)

専門医の先生の答えの中に、抗がん剤の副作用が強く出ているようですが、

使用量を減らすことなく治療が継続されているとのことで疑問を感じます。こ

うした場合、まずは使用量を減らすことが一般的だとお知らせしておきます。

というのがありました。

 

抗がん剤の添付文書にも記載されている、使用上の注意、患者の状態に合

わせて適宜減量というやつですね。

読者相談をまとめた記事とはいえ、全国版の新聞紙で、「適宜減量」の内容を

目にしたのは、初めてかも・・・・・いや、すでに他の全国紙では、大きく取り上

げられている?

 

 

個人的な意見ですが、がん化学療法は、大きく3つの場に分けられる様な気が

しています。いや、起死回生に挑戦する人もおられるから、4つでしょうか。

 

予防?としての補助的化学療法

寛解を目指して(目指せる種類、目指せる状況のがん)化学療法

副作用の出方と折り合いを付けつつ、がん患者の選択と生活を助ける化学療法

 

3つは、同じ化学療法ではあっても、違うものと捉えた方がよいのだと思っていま

す。一括して論じようとすると、誤解と不満の堆積物ができあがるのではないで

しょうか。

 

 

今年のASCOでは、高齢(59~96歳)の胃食道がん患者さんを対象にした、

                                   訂正59→51歳

標準量、80%量、60%量の3つの用量レベルでの臨床研究の発表がなされるよ

うです。研究は、英国の研究です。

3群の間の治療成績全体に差はない。

グレード3以上の副作用は、60%量が一番少ない。

という結果が得られた様です。
(○海外がん医療情報リファレンス 2019年5月29日

          「高齢や虚弱な胃食道がん患者に有効な低用量化学療法」

                発信元:米国臨床腫瘍学会(ASCO) )

○ASCOの見解の中に、

 ・・・・。これらのデータは、患者の腫瘍の増大を遅らせるための見込みのある

 新しい選択肢を提供するために重要です。

                     (Bertagnolli医学博士 ASCOの会長の様です。)

 

という1文が載っていました。 

 

3つめの化学療法の中にいる患者にとっては、適宜減量の選択肢が、普通に語

られる状況が広まるようになれば、診察室での心理的なストレス要因が1つ減る

ような気がします。(個人的な意見です。)