天気予報によると、今日は暑くなるようです。

洗濯には持って来いですね。

 

不調の続く胃腸というか、「食べんでも、ええかなあ~。」気分の原因は、

5FUが、粘膜に与える障害の影響なのか、などと思います。

 

喉から口腔内にかけての不快感と、

胃腸のなんとも言えない感覚。

この辺が、食欲減退の原因かもしれません。

幸い、味覚障害はないので助かっています。

(お米と卵が大好きですから、亜鉛不足は無いでしょう。)

 

オキサリプラチンと5FUの時は、これほどではありませんでした。

イリノテカンと5FUの方が、食に関しては、色々、手立てが必要です。

イリノテカンが持つ副作用の性質が関係しているのかもしれません。代謝が

肝臓と密接に関係しているようですから。

 

「薬剤と代謝の関連から見た、外来抗がん剤治療の自宅でのセルフケア解説」

が病院からあるといいかもねと思います。

こうした解説資料作りは公共のがん関連のセンターの、どこかが担ってくれる

といいのじゃないかなあと思います。

 

セルフケアからセルフネグレクトへの道のりは、結構、短いかも。(ブラックな

意見です。)

セルフケアも感覚だけでは長続きさせるのは難しいです。

理由を探ってしまう私の様なタイプの場合、「何故に~?」の答えが、不完全で

もいいから、病院やら、がん関連のセンターやらから、新情報、新研究で、時々、

出てくるといいのになあと考えます。

まあ、自分で何とかするしか無いんですが。

 

 

昨日は、教えて頂いた、ガンズ式簡易自家製お味噌汁で昼を乗り切り、

夜は、

「こんなに胃腸が変ならば、いっそ、伝統の胃薬を大量に食べてしまえ。」

と思い、

大根おろしを小丼に一杯、

梅干し一個と赤紫蘇を細かく刻んで混ぜ、

檸檬を一絞り、

冷凍卵で温泉卵を作り、

(関西の女性料理研究家が、賞味期限が来そうな卵が複数あったら、生卵の

 まま冷凍しておく。それを冷凍のまま熱湯でゆで卵にすると、温泉卵風にな

 ると、紹介してくれていたのをまねっこです。)

食べてみました。

 

今日の胃腸も相変わらずですが、お味噌汁と大根おろしで、何とかいけるとい

う感じです。

まあ、まだ、貯蔵脂肪という燃料は有りますし・・。

 

 

先日の診察室の話題の続きです。

キイトルーダ。新薬は常に希望で有り、諸刃の剣です。

 

「キイトルーダ 大腸癌 適用条件 厚生労働省」というキイワードで調べると、

 

○「最適使用推進ガイドライン

  ペムブロリズマブ(遺伝子組み換え)

 (販売名:キイトルーダ点滴静注20㎎、キイトルーダ点滴静注100㎎)

    ~高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する固形癌~」

 

        平成30年12月 厚生労働省

                             (中医協 総-3-3

                               31.1.16)

を読むことができます。

○目次は、

  1. はじめに

  2. 本剤の特徴、作用機序

  3. 臨床成績

  4. 施設について

  5. 投与対象になる患者

  6. 投与に際して留意すべき事項

の6項目に分かれています。

 

※希望の薬剤では有っても、現行、夢の薬では無いということも、数字を読んで

 いくと、そうだろなあと思います。オプジーボもキイトルーダも始まりの薬なのか

 もしれません。

 

○5.投与対象となる患者

  【有効性に関する事項】

  ①下記の患者において本剤の有効性が示されている

    ・がん化学療法後に増悪した進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安

     定性(MSI-High)を有する固形癌 (標準的な治療が困難な場合に限る)

 

     なお、MSI-Highを有することはペムブロリズマブ(遺伝子組み換え)のコ

     ンパニオン診断薬(販売名:MSI検査キット(FALCO)を用いて測定するこ

     と。

 

   ②下記に該当する患者に対する本剤の投与および使用方法については、

    本剤の有効性が確立されておらず、本剤の投与対象とならない。

     ・ 手術の補助療法

     ・ 他の抗悪性腫瘍剤と併用して投与される患者

 

   【安全性に関する事項】

    ①下記に該当する患者については本剤の投与が禁忌とされていることか

     ら、投与を行わないこと。

      ・ 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者

 

    ②治療前の評価において下記に該当する患者については、本剤の投与

     は推奨されない。

      ・ 間質性肺疾患の合併又は既往のある患者

      ・ 胸部画像検査で間質影を認める患者及び活動性の放射線肺臓炎

       や感染性肺炎等の肺に炎症性変化がみられる患者

      ・ 自己免疫疾患の合併、又は慢性的な若しくは再発性の自己免疫疾

       患の既往歴のある患者

      ・ 臓器移植歴(造血幹細胞移植歴を含む)のある患者

      ・ ECOG Performance Status 3-4 の患者

       (※日常生活を行えるスコアが3-4ということです。がん関連で副作

         用の程度、日常生活行動の程度を表す数字は、大きくなると、選

         択肢は狭まりますね。)

 (追記)※慎重投与の対象が増えています。

      重大な副作用として、「結核を発症することがある・・・・・。」ということで、

      ・ 結核の感染または既往を有する患者を追加(厚生労働省6月4日の通知)

 

 

※マイクロサテライト不安定性を有する大腸がん、という検査結果が出る人は

  十数パーセントで多く見積もっても二十パーセントにいかないようです。

  そのうち、ステージ4で、マイクロサテライト不安定性を持つ大腸がん患者は

  五パーセント辺りということですから、この数字をどう見るかです。

  

  かつての私。補助的抗がん剤治療を受けたとして再発しない確率は5%程度

  上がるだけ(大きいと見るか小さと見るかは、その人次第)という話を思い出し

  ました。

  治療の選択、確率を表す数字の意義は、最終的には患者自身が選ぶしかあ

  りません。

 

何にしても、読める資料は当たっておいた方が、主治医の先生と短時間で話す

為には、助けになります。