いい天気です。五月晴れです。

 

帰りの飛行機のコースは、山の様子がよく見えました。

「緑滴る」なのですが、ゴルフ場でもない、住宅造成地でもない

木の伐採後でも、植林準備でもなさそうな、山の地肌がむき出

しになったところが、奥山の方にちらほらと見えました。

 

大雨の影響の、山崩れなのかと思いました。

貯水池に関係のない、人が入らなくなった場所なのでしょか。

 

山村も農村も漁村も、人が少なくなってきています。(私も、街に出

た一人です。)

杣人や里人が守ってきた森や林の、守り手自体が少なくなっている

所に、今までの経験では考えられない、短時間の降水量です。

山の保水能力も、限界を超えたのでしょう。

 

 

インターネット上で、癌患者さんや、御家族、癌に関心のある人から

質問を受け付けて(「ツイッターの質問箱」を活用)、答えて下さる、

お医者さん方が増えてきたようですね。

 

かつて(今もあるのでしょうか?)、ラジオで「子供電話相談室」という

番組が流されていました。素朴な質問から、高度で難解な質問に至る

まで、その道の専門家(昆虫学者、機械工学の技術者、様々な分野の

科学者)が答えておられました。

大人が聞いても興味深かったです。

 

これの「がん患者版、インターネット版」かなという感想を持ちました。

全てが公開では無いようですが、聞きそびれていることを教えてもらえ

る、良い機会にすればいいのではと思います。

(患者側の判断も試されそうな気がします。)

 

がんの治療に関わっておられるお医者さんも、色々な専門分野がお有

りでしょうから、答えて下さるお医者さんが増えるのは、視点が増え、選

択肢も増えて、患者にとっては、有難い事かなと思います。

患者さんも、お医者さんも、色々な人がいるわけですから、人によって、

質問しやすいタイプの方は違うとも思われますし。

 

 

 

医師と患者の双方向性のあるコミュニケーションを、どう作り出してい

くかは、癌患者になって以来のテーマですが、自分の感想や考えたこ

とは、やがてインターネットの空間の中に溶けて消えていくものかと思

っていました。

 

旅に出る前、びっくりすることがありました。

ある方が教えてくれました。

本の感想をプログに書いた私の一文に、著者のお医者さんが応答して

くれていますよと。

何気ない、一患者の感想に、「気持ちの薬といったもの」を返して頂いた

様な気がしたものです。

 

過激も、過剰も、悲愴も、強制めいた感動も避けて、冷静な担癌抗癌生活

を追及している私ですが、そっと返される暖かな何かには、ほっとする想い

になります。思ってもみなかった所から、暖かい日差しが射した感じでした。

有難うございました。

 

 

外科医で、臨床家で、がんの研究者である佐藤先生が「ツイッターの質問箱」

を開設されたそうです。

 

明日は病院です。

今日は、自宅掃除と買い出しです。

 

 

 

 

 

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