病気であろうがなかろうが、生きて生活するということは、絶えず選択していくことの

連続になります。

 

癌が身の内に発見された後は、取れるのか取れないのか(固形癌の場合)、間に合

ったのか間に合わなかったのか、癌自体の性質はどうなのか(未分化であるかない

か)、化学療法、放射線療法は、どの程度効くのかと、無数の枝分かれが目の前に

広がっていきます。

 

私は、残念なことに楽天的な性格ではないので(悲観的傾向人生云十年!今更、コ

ペルニクス的性格大転換なんて無理な話というもの。)

ならば、徒に、楽観的になろうなどと無駄な努力はせず、悲観的であることを極めて

みるかと、あれやこれやと調べてみる(私にとっては、ある意味リラクゼーション法)と

いう時間を作っています。(こればかり、やっているわけではありません。)

 

私にとって最高のリラクセーション法は、林・森・野原・渓流・海岸等の散歩なのです

が、地方といっても「街住まい」では、そういった場所に行くまでが、ちょっと大変です。

大木は失われるばかりです。(日陰になる。落ち葉が大変と。大木が1本あると気温

が下がり、落ち葉は水をため、水は人の命を守ります。)

 

 

リラクゼーションと医療を、キイワードにして調べてみました。

カタイ所で。

〇厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』

 「統合医療」情報発信サイト

 

 海外の情報

  健康のためのリラクゼーション法(2017年8月)  から

 

肝心なことは?

 リラクゼーション療法について

  ・多数の研究がなされている

  ・研究の数や規模は小さい

  ・中には、研究の質の低いものもある

 

 リラクゼーション療法の効果について

  ・病気や治療に関する不安、不眠、陣痛、化学療法による吐気、顎関節症

   などに有効である場合がある

  ・心理療法は小児や青年における慢性頭痛やその他の慢性的な痛みをコ

   ントロールするのに有効である場合がある

  ・その他の疾患に対するリラクゼーション療法の研究も行われてきたが、効

   果が認められなかったか、研究結果に一貫性がなかったか、エビデンスが

   わずかであるような状況だった

 

 リラクゼーション療法の安全性について

  ・不安感の増大などを起こすとする報告がわずかながらある

  ・一般的に、健康な人にとっては安全であると考えられている

   (※進行がんを進行中の私は、健康や否や?身の内で進行中。抗がん剤

    治療の副作用がひどい時はひどい。さて?)

  ・重大な身体的なまたは精神的な疾患のある人は、かかりつけの医療スタッ

   フにリラクゼーション療法について相談するべき

   (※すぐに薬、薬と言わない、専門家なら話してみようという気になる?かも?)

 

 リラクセーション療法とは?

  ・斬新的弛緩法、誘導イメージ療法、バイオフィードバック、自己催眠、深呼吸法

   など、様々な療法がある

  ・目標は同じ。ゆったりとした呼吸、血圧の低下、幸福感の増大を特徴とする、

   身体の自然なリラクゼーション反応を引き起こすこと

 

  訓練の重要性

   ・リラクゼーション療法は技能である。

   ・訓練が必要・・・・・・・・。

 

  自己訓練法

   ・身体的な感覚に意識を向けることを学ぶ

  

  バイオフィードバックによるリラクゼーション

   ・身体機能を測定し、その情報を知ることでそれらをコントロールすることを

    学ぶ

 

  深呼吸法または呼吸法

   ・ゆっくりとした深い落ち着いた呼吸をすることに集中する

 

  誘導イメージ療法

   ・ネガティブな気分やストレスのたまった気分の代わりに楽しいイメージを

    意識する  

 

  斬新的弛緩法 

   ・一連の筋肉をそれぞれ引き締めたり弛緩させたりするもの

   ・しばしば、誘導イメージ療法や呼吸法とともに用いられる

 

  自己催眠

   ・暗示でリラクゼーション反応を引き起こす

 

※何れも本格的に取り組むなら、研究している大学病院のセミナーや、専門の

 医師、心理療法士等と相談の上がいいのかなと思います。

 座禅であっても、しすぎによる「禅病」問題があるそうですから。

 マインドフルネス瞑想も、取り組み方に、少々、警鐘が鳴らされ始めています。

 

リラクゼーション療法の効果に対する科学的根拠

 

※不安感 から始まる22の症状についての効果の検討が紹介されています。

 がん患者に関係がありそうなのは、不安感 うつ病 頭痛 心臓病 高血圧

 不眠症 過敏性症候群 更年期症状(がん患者は、年齢の高い人も多い。

 何と言っても、がんは老化と共に・・・。)吐き気、悪夢、痛み、心的外傷後スト

 レス障害(治らないとわかっているがん患者のストレスは、戦場にいる兵士に

 匹敵するのではないかという海外の研究があるそうです。)耳鳴り、禁煙辺り

 でしょうか。

 

リラクゼーション療法の安全性と副作用の科学的根拠

 ・  ・・・・・(※健康な人が行う場合でも)、時には、不安増大、侵入的思考、

  自制心を失う恐れなどネガティブな経験が報告される場合もある

 ・  ・・・・・(※ある種の疾患や既往症がある場合)、症状が現れたり、悪化

  したりする可能性があるとする報告が稀にある

 

※「生兵法は大怪我の基」といいます。素人である私が適当にやるのは、自分

  自身を窮地に追い込むようなものです。

 

 精神医学や心理学に興味はありますが、掛かるならば、その方向の医科の

 実際を学び、研究し、精神医学・心理学の正式の訓練を受けた「専門医」に

 相談したいと思うのです。

 

 生まれながらの「カウンセラー」もおられますが、「大勢診て来ましたからわか

 ります。」という説明は、私という患者の場合は、ちょっと・・・・躊躇が・・・・・。

 「大勢」を根拠に「個人の心理」を扱えると高らかに言われると、ちょっと・・・・、

 「分類されて、当てはめられるのね。」という感じです。まあ、そんな事もないと

 は思いますが。

 

 

この後は、NCCIHによる「研究助成」や「教育訓練、免許及び資格」「リラクゼー

ション法の利用をお考えの方に」等の紹介が続きます。

 

 

リラックスを真面目に考えるという、何だか笑える時間です。

さて、お茶にします。(これこそ、リラックス)