乾燥はお肌の大敵です。

気を付けないと、指先が更に使いづらくなるので、日々、保湿ですが

冬の乾燥は、悪影響を増やしてしまいます。

 

指先を使わないと、不器用さに拍車が掛かると思っていましたので、

オキサリプラチンの副作用が強かった時も、指先は敢えて使うように

していました。

鍵盤楽器を弾いてみたり、刺繍をしてみたりです。

現在は、オキサリプラチンを使っていませんから、使っていた時のよう

な強い副作用は薄くなってきました。影響も安定している感じです。

慣れてしまった感じです。指先の弱いチリチリ感、足の裏の粗めの砂

浜感。うっかりすると、甲からつま先は鈍感一直線で、段差にひっかけ

ます。

 

理由はわかりませんが、アバスチン+FOLFIRI療法治療を受けた後、

数日は、影響が復活する感じです。

 

週末は、通院です。

いつもの準備です。

部屋の掃除、洗濯、食料の買い出し、水の用意、病院の電話番号など。

 

副作用はあります。(個人差があります。)

準備はしておくに越したことはありませんし、副作用について世に発言

する権利も自由も、患者にはあるはずです。

 

 

診察室や化学療法室で、医師、看護師、薬剤師の皆さんに、状況を説明

し相談をすれば、主治医の先生とは化学療法・支持療法について、専門

看護師さんとは療養の工夫について、専門薬剤師さんとは、薬剤の特性

や薬剤同士の飲み合わせ等について話し合うことができるかもしれませ

ん。(時間があれば)

 

相談の材料がなければ、相談し、話し合うのも難しいと考えますので、観

察し記録をつけ、得ることのできる知識は得ておくの繰り返しです。

目的は、「できるだけ、お気楽に、担癌抗癌生活を送りたい。」に尽きます。

そのために、勉強し、準備をするのです。

 

 

〇特定非営利活動法人 日本緩和医療学会 ガイドライン

「患者さんと 家族のための がんの痛み治療ガイド 増補版」より

※Q&A形式で、丁寧な文章で、解説されています。

 自分の記憶のために、キィワードを中心に箇条書きや要約といったものに

 しています。

 

〇第5章 痛み治療がうまくいっていないと感じたとき

1.自分の痛みがうまく伝えられないとき

 

Q34 病院で痛みどめを処方されたが、痛みがなかなかとれない。

    外出もままならない。

    痛みは取れなくても仕方がないのだろうか?

 

    ・痛みを我慢する必要は全くない

    ・痛み治療が上手くいっていないと感じる場合、積極的に、医師、看護師

     薬剤師に相談する

    (※チェックリストが載っています。

     ※内容: 痛みを我慢? 困っていること、辛いことは? 時間通りに飲

      んでいるか? とん服薬は処方されているか? とん服薬の使い方

      の説明はされているか? とん服薬を積極的に使っているか?

      相談しているか?夜間・休日の連絡先を知っているか?家族・友人に

      痛みについて話してみたか?)

解説

   とん服薬は使っていますか?

    ・1回使っただけでは、効いた感じがしない場合がある

    ・モルヒネやオキシコドンであれば、一般的に1時間ごとに使用することが

     できる

     →痛みが取れない時には、1時間後に再度使ってみる

※処方された時の説明というか、説明について一歩踏み込んで訊ねておくことの

 必要性や重要性を感じます。説明がなければ、1時間後に飲んでもよいのか?

 となるでしょう。

 

    ・フェンタニルのバッカル錠や舌下錠は、1日に使用していよい回数が決ま

     っているので、要注意

 

   あなたの痛みが正確に伝わっていない可能性があります

    ・痛みには個人差がある

    ・痛みについて率直に話そう

    ・短い診察時間に説明するためには、工夫も必要

    ・メモに、どこが、いつから、どれぐらい、どのように痛いか、状況を整理

    ・痛みの変化を、時間を追って記録しておくと伝わりやすい

    ・強い時、治まった時、痛みどめを使った時の強さを表にする

    

   日常生活で困っていることを具体的に伝えましょう

    例  長い間歩くと痛むので外出できない

        座っていると痛むので、仕事に集中できない

     ・痛みが強くなった場合、どうしたらよいか確認

      (予約日以外はどうしたらいいか、夜間や休日はどうしたらよいか

       連絡先、対応を確認しておく)

     ・利用可能な環境ならば、痛みの専門科 緩和医療の専門科がある病院

      を探すのも一つの方法

 

2.痛みどめの副作用に不安があるとき

 

Q35 医師から勧められた痛みどめの副作用が心配。

    使うかどうか迷っている。

    どうしたらよいのだろうか。

 

    ・どのような副作用を気にしておられるのか?(と、医療側から質問を返され

     ることも想定されるようです。)

    ・処方した医師や、看護師、薬剤師に聞いてみる

※質問を絞っておくと効率的かなと思い、こうやって、読んでおります。  

 

解説

   ひとりで悩まず、あなたの不安を相談してください

    ・痛みの治療は大切

    ・多くの場合、薬を使用することで痛みをとることが可能

    ・患者側は、痛みどめの副作用が心配

    ・痛みどめ使用に戸惑い、悩むときは、医師、看護師、薬剤師に

     →気にしている副作用について

     →副作用の可能性、種類について

     聞いてみる

 

※医療側は「説明をした。患者は薬の効果、副作用を誤解し、迷信にとらわれてい

 る。」と解釈し、患者側は「説明をされていない。十分な説明ではなかった。質問

 に答えて貰っていない。」と感じる。

 こうなると、不毛の議論の、不毛の荒野に立ち入るようなものです。

 病院・医師・医療者側としては、「時間が無いから十分な説明は不可能」という立

 場なら、補足するための分かりやすい解説の紙というか、レジメは重要になるで

 しょう。患者側も、「説明を引き出す」準備が必要になります。

 

 「何時、誰に、どのように質問するか」を見極めて、質問すると、効率的になるの

 かな?と模索、検討中です。

 病院に限らず、どんな場所でも、質問にぴったりの模範的かつ解説的な回答が

 返ってくるとは限らないという事も、織り込んでおくことが必要かと考えます。

 

 質問も、効率的に冷静に。誤解することも、されることも、避けたいところです。

 (クレーマーやら、カスケードハラスメントやらに分類され、アンガーなんとやらに

  触れてしまっては、目も当てられません。患者としては、心理的にも身体的に

  もよくないし、非効率も甚だしいということになります。)

 しかし、「沈黙は金」は、病気治療・療養中の患者を追い詰めていくだけだと考え

 ます。

 

 病院・医師・医療側の状況を確認しつつ(忙しさになかで、目一杯を超すような

 状況で、最善を尽くそうと働いておられる。)、短時間で、効率的な、質問をする

 方法、内容を、患者側も探り、準備し、実行する必要があると考えます。

 

 

Q36 痛みどめを飲み始めました。

    ふらふらする。

    眠気を感じる。

    このままで大丈夫なのだろうか?

 

    ・薬を処方した医師、看護師、薬剤師などに連絡してみる

    ・電話でも大丈夫

解説

   副作用にはそれぞれ対処法がある

    ・医師が考える可能性

       痛みの治療j開始時や、薬の量を増やした時の一時的なもの

       痛みがとれて、眠れるようになってきた

       痛みどめの量が多すぎる

       他の薬の影響

       身体の中で何か異常が起きている

 

     ・患者自身から伝えなければ、医師は気づけない

     ・症状を伝えれば、医師は、詳しく話を聞き、場合によっては検査して、原因を

      突き止め、対処することが可能

 

※遠慮は無用ということです。

  「副作用なのか?」「何か変だ」と感じた時、患者が言わなければ、何も始まらない

  という現実があるということでもあります。

  医師に伝えることから始める。(日頃の、双方向性のあるコミュニケーションの有無

  が試される時です。聞くと伝えるという関係。そこから相談するという関係が成立して

  いるかいないか。)

 

さて、そろそろ、昼ご飯の用意にかかります。