寒いです。

ずうっと布団の中で、ぬくぬくごろごろしていたい気分ですが、それをすると、

確実に、筋肉というか筋力は落ちます。

筋肉は、担癌抗癌生活者の友ですから、維持・増加を図りたいものです。

 

というわけで、きちんと起きて、生活を始めます。

観たい美術展もあるのですが、インフルエンザの事を考えると、人が多いと

ころに出かける事には、二の足を踏みます。

取りあえずは、週末の通院に向けて準備開始です。ものの役に立たない状

態になる5~7日間の生活を、やり繰りするために用意をしておかなければ

なりません。

 

 

昨日の続きです。

○特定非営利活動法人 日本緩和医療学会 ガイドライン

「患者さんと家族のための がんの痛み治療ガイド 増補版」より

※Q&A形式で、丁寧な文章で解説がなされています。

 自分の記憶のために、キーワードを中心に、箇条書きや要約といったもの

 にしています。

 

○「第1章 痛みの治療を受けるために知っておきたいこと」   より

3 がんの痛みのメカニズム

 Q3 がんの痛みにはどの様なものがあるか?

    どんなメカニズムでがんは起こるか?

 

    ・痛みの原因はさまざま

    ・がん自体の痛み→がんのある場所・転移した場所・体の構造により

     痛みのメカニズムは異なる

      ↓

    ・種類や時期によって、痛みのある場所・感じ方・強さ・性質が違ったり

     変わったりする 

 

 解説 「がん自体が原因の痛み」とは

    3種類の性質の痛みがある

     1)がんが内臓にある場合の痛み(内臓痛)

      ・がんの存在による刺激や圧迫による痛み

      ・やや広範囲で鈍く重い感じの痛みが特徴的

     2)骨や筋肉、皮膚といった身体の構造部分から伝わる痛み(体性痛)

      ・直接刺激を受ける痛みのこと

      ・圧迫したり動かしたりすると鋭い痛みが出る

     3)痛みを伝える神経の経路が障害を受けた時に生じる痛み(神経障害性疼痛)

      ・神経がいきわたる身体の部分に、さまざまな痛み、痺れ感、異常な

       感覚が現れる事がある

   

    がんのある場所や身体の構造によって特徴的な痛みが生じる

     

    1)がんのある場所によって生じる特徴的な痛み

      

      (1)顔面、口腔内、頸部の痛み

       ・直接、刺激を受け痛みを感じる

      (2)胸部の痛み

       ・胸膜や器官に広がると痛みが生じる

       ・周囲の肋骨や神経に広がると更に鋭い痛みを感じる

      ※私は、肺に転移ありですから、これらの痛みと付き合うか、呼吸の問

       題が先に来るかというところでしょうか。

      (3)腹部の痛み

       ・腹膜への刺激、食べ物や便の通り道が硬くなる、狭くなる事で出る痛

        みで、通過に伴って吐き気・嘔吐を引き起こすことも(消化に関わる臓器)

      ※腸閉塞を2回の経験していますから、想像可能です。痛いわ、苦しいわ、

       吐くわ、気持ち悪いわ、眠れないわで、それは、早めの対応が一番です。

       ・肩や背中に痛みを感じることも(※後ろ側の臓器というか、代謝に関わる

        臓器)

      (4)脊椎の転移による痛み

      (5)頸部から腕にかけて広がる痛み

      (6)腰部・臀部から大腿・下腿(ふくらはぎ)にかけて広がる痛み

 

   2)きっかけとなる状況や動作によって生じる痛み

      (1)排尿するときや排便するときの痛み

      (2)食べ物を飲み込む時に感じる痛み

      (3)動かしたり力をかける時に生じる痛み

      ※違和感が、信号なのだと思います。   

       それが、繰り返されるか、継続するか、同じ場所か、程度は、変化は等を

       見極め、記録し、主治医・病院に簡潔な形で相談として持ち込む。

       ごく普通の、「いつ、どの部分、何をしている時、程度、長さ、回数、受けた

       感覚、治まったか否か」等を、見やすい形に表化すれば一目瞭然に(なるかな?)

 

 Q4 抗がん剤を続けていて出てきた手や足先の痛みをどうすればよいか?

 

     ・症状を医師に伝え、原因を調べてもらう事が必要

 

 解説 ・原因はさまざま

     ・治療の選択に影響を与える場合、痛みの治療を優先しなけらばならない場

     合もある

     ・原因によって症状が異なるため、対応が違う

     ・自分自身でチェックして医師に伝える

      (痛みは何時から、場所、強さの変化、痛み以外の症状、他の場所は 等)

    ※病院によっては、抗がん剤治療が始まるとチェックリストを渡してくれるところ

      もある様です。説明用の冊子の中に、例示されているものも見たことがあり

      ます。

 

痺れは、寒い日が厳しい。

薄くなってきた気はしますが、今日の様な寒い日に油断していると、「痺れによる鈍感

な感覚」に、文字通り足をすくわれます。

 

そろそろ、お茶を一服。

 

お茶話。 佐賀県 嬉野茶。(佐賀県、または長崎県で生産されているお茶。)

綺麗な名前です。日本五大銘茶の一つとものの本にありました。

香り、味わい、うま味の変化を味わえる、さわやかで香ばしいお茶だとのことです。

 

冬枯れ