昨日、昼ご飯を作りながら、TVを聞いて(見て)いました。
家事は、大抵、「ながら」です。
昼前の情報番組で、イグ・ノーベル賞の堀内先生の仕事が
取り上げられていました。
この方は、知る人ど知るという、内視鏡検査医であり、「どうし
たら、患者さん達がより多く、より気軽に大腸内視鏡検査を受
けることが出来るか」考え、研究し、実行されてきた方だという
事を知りました。
「駒ヶ根方式」というのだそうです。
・コンビニで、すぐに、何でも買える今日という時代に、患者さん
達が、気軽に内視鏡検査を受けられる様にするには
→検査のために病院に来る日数を減らす(申し込みと検査で、
通常は2日かかる)
→朝食を食べてない等の条件が整っていれば、朝(一定の時間
までにだと思います)申し込むと、その日のうちに検査が受けら
れる。
・痛みへの対策として、少量の薬を使う
→患者さんは痛みを感じることなく内視鏡検査を受けられる。
・患者さんの了解の元、検査で発見した取れる(とってもよい)ポ
リープは、その時に取ってしまう。
堀内先生は、
「大勢の人が気軽に内視鏡検査を受ける事で、胃癌・大腸癌を
早期に発見し治療につなげる」という、
その事を、駒ケ根から、発信し続けて来られた訳です。
イグ・ノーベル賞も、「患者さんにとって痛みの少ない大腸内視鏡
検査」研究し続けて居られる中での発見の一つだったという事に
なるかと思います。
尾道プロジェクトと同じように、地域・地方で、「より早く医療に結び
つける」「より早い、癌の早期発見」についての挑戦が、昔から続
けられていて、現在も続いているのだと思いました。
有名にはなっていない、「堀内先生や花田先生」が、日本各地で、
仕事に取り組んで居られると考えると、何やら希望の様なものを
感じることが出来ます。
「後は緩和病院」でと言われ、家人氏の故郷に移った結果、地元の
医師の診察で「外来抗がん剤治療」を続けている、癌腫の違う友人
から、丁度、昨日電話がありました。
あれやこれやと、四方山話をしました。
その中での話です。
友人は、
「東京でも、素晴らしいお医者さん達に出会い、何度か命も救って
貰ったけれど、地方・地域にいるお医者さん達の凄さっていうのも
あるよね。」と。
「そうだねえ。」と私。
「私、安定してるというか、東京からこちらに来てからの方が、検査の
数値が、検査する毎に、良くなっているらしい。」と友人。
「何かが合っているのかも。」と私。
「何より、くま先生(がっちり体型、伸ばしているのか伸びてしまったの
かの髭、眼が持つ優しい雰囲気から、くま先生と・・。)は、相談しや
すい。患者の提案を即座に切り捨てるではなく、聞いてから一緒に
考えてくれる。これが、凄~く有難いのよね。」と友人。
友人は礼儀を重んずる人ですから、考え尽くしてから、相談をしている
思われます。
「そうだね。常に緊張状態で診察室に入るでは、話す事も大変になっ
てしまうものね。」と私。
仕事の中で、人間関係の綾を整理し、若い人に仕事の段取り等を教え
続けて来た友人をしても、病院・診察室は一定の緊張感を感じる場所
という事なのでしょう。
天は自ら助くる者を助く。
友人は、地方に居を移す事で、新たな助け手と巡りあった訳です。(地
方・地域の医療を担う、ごく普通の病院です。地方のがん治療の中心
拠点となっている大病院では、残念ながら患者の条件に当てはまらな
かったようです。大病院は、研究拠点でもある訳ですから、常に満杯、
治療対象も絞られる事がある様です。)
くま先生のお蔭もあって、
友人は、今日も元気に、御飯を作っています。
美味しく食パンを焼いてくれる電気パン焼き機を使って、(とは言っても、
パン種を友人が美味しく配合しないと、美味しく焼き上がる事は無いと思
いますが)、家人氏に美味しいサンドイッチを作っているそうです。
友人が言うには、
「それがねえ、最近、食パンに飽きてきたっていうのよね。」と。
「おやおや、じゃあ、お握りにでも変えるの?」と私。
「でもね、職場で食べると、美味しくって食べちゃうんだって。」と友人。
はいはい。御馳走様でした。
海老天を小さく切って、タルタルソースであえた具のサンドイッチ。
厚めの美味しいチーズとハムを、ふわふわの食パンに挟んだサンドイッチ。
羨ましい。友人の作る料理もお弁当も、外れは無い!
友人の家人氏が、非常に羨ましい小母さんでした。
十三夜の月見をし損ねたので、十四夜の月です。
少し暈がかかっていました。
植え込みの花