本日は、曇天。
私にとっては過ごしやすい日です。
晴れていようが曇っていようが、降り注ぐ紫外線量に大差はない
らしいですが、直射日光を浴びることで皮膚に出てくる副作用(指
の先、爪の色が墨色に変化してしまう)対策(基本は手袋と、スキ
ンケアと日焼け止め)を少し緩めることが出来ます。
ビタミンⅮを考えれば、陽も浴びたし、されど、墨色の爪も避けたし
と、少々悩むところです。
今回は、いまだに、たまに「ふらり」の感覚が去りません。
眩暈というほどでも無い。
ふらついて姿勢を崩す訳でも無い。
血圧が高い訳でも無い。
頭痛がある訳でも無い。
極端な睡眠不足という訳でも無い。
という訳で、この、たまに「ふらり」の感覚は、鉄分がまだ不足してい
るのかなという気もします。
「骨髄抑制」の中の、「赤血球減少」による軽い「貧血」症状?
この辺りが、次回の診察室、化学療法室での質問・相談項目になり
そうです。
赤血球減少自体に予防法は無いとのこと。
減少の影響への対処法は、軽いものなら、休養、無理はしない、動作
の切り替え時(立ち上がるとか起き上がるとか)に、ゆっくり慎重に動く
といった所です。
症状が重いものなら、輸血や薬の投与も検討されるとのこと。
○静岡県立静岡がんセンター 「学びの広場シリーズからだ編」
「抗がん剤治療における骨髄抑制と感染症対策(造血細胞移植を除く)」
より
3.骨髄の機能と骨髄抑制、原因など ー より理解するために
(表1)血球の役割と寿命
赤血球 肺で取り込んだ酸素を全身の隅々の細胞に運び、供給して
います。すなわち、赤血球は酸素の運び屋さんです。
寿命は約120日と言われています。
(図1)骨髄抑制;症状の1例
赤血球→貧血 ・顔色が悪くなる ・めまい ・頭痛 ・息切れなど
(表2)骨髄抑制の経過(目安)
赤血球 寿命が長いので、白血球や血小板の減少に比べて緩やかに
出現します。(薬の投与後2週間から1ヶ月以降)
4.治療法について ー 簡単に述べます
《赤血球減少時の治療》
白血球や血小板に比べて、抗がん剤の影響が出現するには時間がか
かるので、長期的に観察をする必要があります。また、慢性的に経過す
ることがあるので、自覚症状が分かりにくい場合があります。
①症状が強い時は安静にして下さい。
貧血がある時は、疲れやすくなります。また立ちくらみや体のだるさの
ため、転倒しやすくなるので、無理をしないようにして下さい。
②輸血
赤血球減少を速やかに改善する効果があります。適応については一人
ひとりの状況により異なります。
○「がんを学ぶ」(pfizer oncology)
「骨髄抑制の対処法」より
日常生活のポイント
・貧血 激しい動作は避けて、無理せずゆっくり動く。動悸や息切れがし
ない程度の速度で歩く。
レバーやプルーン、ほうれん草などの鉄分を多く含む食品を意識
的に摂取する。ビタミン・ミネラル・タンパク質などの栄養素をしっ
かり取れるよう、バランスよい食事を心がける。
(※鉄分を上手く取り入れるにはビタミン₁₂が重要です。)
体を温めて、血行をよくする。
出来ることを行い、疑問は調べ、質問・相談項目を絞り、次回に備える。これの
繰り返しです。無理はしない。調べるのは、基本カタイ所です。出来るだけ新し
い年代の物から調べるも、大事かも。
昨夜は、がん研究を志す人なら必ず読む教科書の冒頭に紹介される(番組の
中で言ってました)という「山極勝三郎博士」の事を紹介した番組を見ました。
名誉ではなく、研究の結果が、人の役に立つことを願い、更に次の研究へと進
もうとされておられた医学者。
(「実は日本人科学者の研究の方が」というのは、オリザニンの鈴木梅太郎博士
が有名ですが、山極博士もそうだったんですね。)
今朝は、藤山直美さんの復帰インタビューを見ました。
「普通のまんま」
「そのまんま」
「自分がどうではなく、自分の癌を知った妹や母が悲しむ姿を見て悲しい」
「マイナスからの出発」
そうだなあ。と感じるインタビューの中身でした。
「お医者さんが私に合わせてくれた」と仰っていましたが、途中からインタビュア
ーである馬場アナウンサーに、逆インタビューをする藤山直美さんは、会話・話
術の企まざる天才の風がお有りだと思いました。
担当されたお医者さんも素晴らしい方だったのでしょうが、藤山直美さんが
診察室に入られたなら、自然と双方向の会話が成立しているのではなかろう
かと感じました。
「意外に普通のまんま」「そのまんま」
人間みな人それぞれですが、癌患者は意外に冷静なものだと、思います。
驚き、衝撃を受けるのは当たり前。それを受け止め、消化する時間(人それぞれ)
は必要だと思いますが。
診察室での、ちょっとした「間」を、主治医が待ってくれると、実に有難いものです。
5秒ぐらいでもいいんです。
植え込みの花