旅から戻ってきました。
義理と人情とリフレッシュと秋の草木に味覚。柿と梨が美味しい。
緩和ケア医学教育の勉強を続けていますが、興味を引く記事を
見つけました。
○医療従事者向けセミナー(日本緩和医療学会 2016年のセミナー)
徹底討論!
「診断時からの緩和ケア」 これからどうする
(日経メディカル CLOSE UP)
○基調講演1
国が考える診断時からの緩和ケア
がん研究会有明病院 名誉院長 門田守人 氏
厚生労働省 2012年 第2次がん対策推進基本計画で
「がんになっても安心して暮らせる社会の構築」が全体目標として追加。
緩和ケアについては「診断の時から」開始すべきものとして明示。
緩和ケアは基本的緩和ケアと専門的緩和ケアに分けて考える様です。
※抗がん剤の副作用対策も緩和ケアに含まれるようです。
私は、自分の必要に応じて、薬剤師さん、薬学部の教室が病院と共同研究
したものや、看護治さん達が日々の実践の中で見い出したもの、調査研究
したものを看護学会の学会誌などに発表したものを、何とか探し出して自分
に使えるかどうかを考え、安全性有効性などの裏付けも探しながら、日々の
療養に取り入れてきました。
勿論、基本は支持療法として医師の指示の元、投薬される副作用対応薬?
です。しかし、残念ながら、私の場合副作用が強く出る日々をやり過ごす為
には、+αを自分で探す必要がありました。
○基調講演2
国立がん研究センターにおける診断時からの緩和ケア
(国立がん研究センター理事長 堀田知光氏)
※緩和ケアについての医師の研修受講率なども言及されています。
○基調講演3
がん患者さんから見た診断時からの緩和ケアへの期待
(全国かん患者団体連合会理事長 天野慎介氏)
※集団と個人 どんな時でもこの問題は付きものです。
患者個人のニーズを、どう表現し汲み取って貰い支援して貰えるか。
個人的には、「介入」される前に、相談・支援という形に持っていきた
いものです。
○ディスカション
徹底討論
診断時からの緩和ケア これからどうする
※患者の信頼は?
医療が話し合われるとき、そこに患者代表も居て、色々と発言をしていてくれて
も何かがこぼれ落ちていくように思う時があります。
それは、医師・医療者も同じなのかもしれません。医師・医療者もまた、個人の
集合体なのでしょうから。
若き医学生や研修医の方々は、基本を学び、何を習得されていくのでしょう。
他の職種もそうですが、何とかしたいと考えれば勉強をするほかありません。
生命・身体・精神にかかわる仕事をする医師・医療者なら、学ぶべきことの多さと
その知識・技術の有る無しは、患者の生命存続に直結する訳ですから、ある意味
過酷な勉強が続くことになる訳なんだろうなあと感じます。
今日は考え続けるのが難しいです。
旅楽し されど眠さは 歳に負け
花は花