今朝になってから気が付きました。

昨日は、重陽の節句でしたね。菊の花を飾りたかったなあと思います。

菊に降りる露を綿に含ませ、その綿で身を拭うと長生きをするとか、

菊の花びらを浮かせた菊酒を頂くと長生きをするとか、9月9日に、

長生を願う儀式が行われたと、物の本にあります。

 

季節の変化を楽しみながら生きて来た日本人の「美的生活」だったのか

もしれません。

長生の悲劇というか悲哀を描いた(私的な解釈です)「菊慈童」でも観た

いものです。絵でも劇でも。

 

さて、私の「癌的生活」は、

2週目の副作用(と言えるのかどうなのか?)「目覚めた時に軽い頭痛」

とお付き合いです。軽いものですし、持続性はありません。元々、気圧

変化影響型頭痛(勝手に造語)持ちでもあります。薬を貰いたいほどで

もない。

 

イリノテカンを使用すると、かなりの確率で、早発性と遅発性の下痢に

悩む訳ですが、1回目は悩みましたが、前回・今回は、寧ろ「出ないと困

ります。」状態に悩んでいます。

 

子供の頃から、発病が確認されるまで、極めて通過の悪い体質だった

という事が関係しているのか、

投薬前後は、乳酸菌飲料・乳酸菌食品を避けているのがいいのか、

同じく投薬前後に、フラノクマリン類を含む柑橘類・下痢の引き金になる

とされている他の食品やハーブを徹底して避けているのがいいのか、

投薬前後の飲料水をアルカリイオン水にしているのがいいのか、

単に、偶々上手くいっているだけなのか、

それもわかりません。

 

次回も、同じ副作用の出方であるとも言い切れません。

今回は、今まで感じた事のない眠気に延々と襲われました。

この眠気は何処から来るのか調べていますが、確たる答えは、まだ見つ

かりません。

 

「癌的生活」を送っていると、

眠気ががん関連疲労から来るものであり、薬剤の主作用が、癌細胞を崩

壊に導いていると仮定して、その時に発生する物質が疲労物質である?

副作用で健康な細胞にも影響を与える訳だから、疲労して当然?

癌そのものの影響による?

等を考えたりします。

 

他には、

季節的なもの。夏の終わりですから、暑さや冷房の影響がある?

若くはない!!

へたばっている時間が割と長いので、運動不足になるから、かえって疲労

を感じる?

等も考えます。

 

答えはありません。

出来ることは、疲労回復効果が期待できる食材を使って調理し、日常生活

の基本をある程度「規則正しく」にもどし、運動を再開していくということです。

 

血糖値に問題はないので、その影響は排除できます。

 

私の「癌的生活」は、

予防的副作用対策→治療→副作用を体験→観察→調べる→「ふむふむ。

現在の所、専門家間でも確たる意見が固まっているという訳では無さそう。

次回、病院で聞いてみよう。どなたに聞くのがいいのか。お医者さん?

看護師さん?薬剤師さん?」と考える→今の現実に対応する

この繰り返しです。

 

眠気を調べていて、全く違うものなんですが、

化学療法の副作用の一般的な対策について、「これは分かり易い。患者

に親切だわ~。」と思うパンフレットを見つけました。(インターネット上で

読めます。)

 

○「化学療法施行後の副作用の対処について」(作成:愛媛大学医学部附

  属病院 腫瘍センター 薬剤部 栄養部」

※一般的なものです。各療法に特化したものではありません。

 病院で使われている薬の説明、療養で多くの患者さんが悩むことへの対

 処の仕方の紹介、病院に電話をすべきタイミング等、それなりに細かく説

 明がなされていると感じました。患者目線が感じられる作りだなあと思い

 ました。

 

※先発の抗がん剤等には、製薬会社が作ったパンフレットが付いてくること

 がある様ですが(私はエルプラットだった時に貰いました)、病院でとある

 医療者さんに聞いたところ、後発の抗がん剤の場合、必ずしもパンフレッ

 トの様なものが付いてくるとは限らないようです。

 となると、大学病院等は自前のパンフレットやレジメを作成するでしょうし、

 大学病院やセンター、大手の大病院に通っている訳ではない患者さんは、

 製薬会社のホームページを探って、そこから、パンフレットの様なものをダ

 ウンロードしていく必要があるのかもしれませんね。(インターネットと無縁

 の方にも、手に入りやすい方法があるといいのですが。)

 

名前を知らない花