曇っています。

「エビデンスがある。」「エビデンスのレベルが高い。」

といった言葉で、科学的根拠云々という話になりますが、私個人としては、

科学的根拠があるという、その根拠になるものが知りたい。

前にも書きましたが、統計的な数字や比較した表やグラフをしっかり読み

こみたい訳です。

数字やデータは見たくないという考えもあると思いますが、私は、見たいタ

イプです。

 

何というか、「必要」ならば、その理由をしっかりと把握して納得したい訳です。

「有意差がある。」「非劣性が証明された。」のならば、どのように有意差があ

り、どう証明されたかを、「科学的根拠」そのものの一つとなっているのだろう、

「科学的な資料・根拠」(この場合は統計的なデータ・数字…大まかなもので

はないもの。ステージ3でまとめた統計だけでは、ステージ3b(今はステージ

4)の私にとっては、あまり説得力を持たない。)そのものを知りたいというとこ

ろです。

 

古い数字は出て来ますが、2014~2016辺りに発表された数字を、鋭意、

探索中です。(基本、カタイ所で。)

患者(ほとんどは、非医療関係者だと思いますが。)が、知る権利を実行する

のは、結構大変な事ですね。

 

ちょっと古いのですが、一般向けの資料が見られます。

〇第1回 浜松大腸がん情報局 市民公開講座 基調講演スライド

  講演者 愛知県がんセンター中央病院 薬物療法部  室 圭

              (NPO法人 がん情報局 2010年 3月)

※こういった市民公開講座で、確かな資料が見られ、講演も聞いて、学習できる

というのはいいですね。私としては、もう少し、詳しい資料が見たい、読みたいと

いう所です。

 

化学療法の勉強の続きです。 

〇「外来化学療法の手引き」 ( 監修 山﨑 健太郎) から

 FOLFIRI療法(イリノテカン レボホリナート 5₋FU ±分子標的薬)の副作用

  

  下痢・腹痛   ・排便の回数が増えたり、水様便が出たりすることがある

            ・周期的な腹痛があったり、夜中に排便があることもある

            ・投与直後と、投与後1週間くらい経過した頃が起こりやすい

             時期といわれている

            ・10人に6人程度

            ・消化の良い、規則正しい食事を心掛ける

            ・食物繊維の多い食べ物、脂っこい物、香辛料を多く使った料

             理を避ける

            ・腹部、下半身の保温に心掛ける

            *脱水症状を防ぐためにも、水分は多めに取る

  白血球減少(好中球減少)

            ・体の抵抗力が落ち、感染症にかかりやすくなる

            ・熱、頭痛、のどの痛み、せき、下痢、尿が近くなる、排尿時痛

            ・投与してから7~10日頃から低下、14~21日くらいで最低に

            ・10人に8人程度

            ・外出時は人混みを避ける

            *手洗い、うがい

            ・歯磨きは優しく

            *38度以上の発熱、のどの痛み、排尿時の痛みなど感染症の

             兆候があらわれた時にはすぐ病院に連絡

 

 赤血球減少  ・貧血、めまい、さむけ、だるさ、動悸、息切れ、頭動悸、息切れ

           頭が重い

           ・7~10日ぐらいで減少し始める

           ・10人に4人程度

           ・十分な睡眠と休養、 無理をしない、 ゆっくり立ち上がる

 

 血小板減少  ・鼻血が出やすくなる 歯ぐきから出血  身に覚えのない内出血

           血便

           ・7~10日ぐらいで減少

           ・10人に2人程度

           ・けが、打撲に注意

           ・歯磨き、鼻かみはやさしく

           *身に覚えのない内出血、血便が見られたら、担当医に伝える

  

 吐き気・嘔吐  ・むかつき、場合によっては吐く

           ・食欲が落ちる事もある

           ・投与直後から、吐き気、食欲不振があらわれることがある

            3~4日後には改善してくるといわれている

           ・吐き気 10人に7人程度

           ・嘔吐 2人1人程度

           ・食欲のない時は、脂っこいものや香りの強いものは避ける

           ・消化の良い物を食べる

           ・一回の食事は少なめに、ゆっくりと

           ・症状が強い時は無理に食事する必要はない

           ・水分は十分に取るように

 

  脱毛      ・10人6人程度

  

  全身倦怠感  ・3人1人程度 

 

注)FOLFORI療法は詳細な副作用報告が少ないため記載された副作用以外の

 副作用が出現する可能性がある

※2年ほど前に病院で渡された手引書ですし、使用された道具自体、もう違って

いました。ヘパリン常注でも無くなっていましたから、現在の新しい資料では、更

に詳しい、副作用説明、及び、対処法も出ているかもしれません。

 

色々読んでいると、スポンサー付きのサイトで「・・・は、医師に従って下さい。」とい

う文言が書かれる様になっていました。「従って下さいねえ・・・。」と、私などは、思

わずその言葉に引っかかってしまいますが、多分、来たる6月対応の言葉なので

しょう。と思いました。

「・・・・従ってください。」は、ちょっと・・・・・。患者は、常に、従う存在なのか?

 

と思わず、ぼやく小母さんでした。

 

咲くやこの花