寝たり、起きたり、寝たり、寝たりしている間に、目出度く、ポンプのメモリが

「抜針していいよー。」のラインを越えました。

 

前々回、夜中の胸の圧痛としゃっくりで

「おっと、これは、とてもまずいかも。」体験をしたので、自分の過去の観察記

録や、当たる事が出来るデータは当たってみました。投与時間が標準時間

マイナス5時間を超えない様にするためにはと考えて、室温調整を下げてみ

ました。

持続投与時間が短くなってしまった事ぐらいしか、変わりがなかったので、そ

こから、胸痛、しゃっくりの原因を考えてみたのです。

他にも、しゃっくりの原因は考えられるのですが、連続して起きる様なら、それ

は私の生活改善では手が負えないものです。

 

前々回は、寒さに負けて、室温をかなり高めに設定。

因果関係を上手く説明できませんが、温度高めの方が、物の溶解率とか、

流れが良くなることが多かった様な・・・(理科系の知識が乏しい自分が情け

ない。トホホホ。化学で覚えているのは、基礎的な化学式ぐらいですね。)

 

取りあえず、個人的な経験法則で前回と今回は、室温調整が上手くいったの

か自分の体調が良かったのか、標準時間+-5時間に収まり、胸痛・しゃっく

り無しで済みました。主治医にはちゃんと報告しています。それはちょっととい

う時は、説明してやんわり(ここが中々なお方です。)止めてくれる主治医です。

 

こういったものも、患者個人の持っている身体的条件が違うでしょうから、万人

に「これです。」というのは無いのが、この病気だろうなあと思います。

 

医療器具の進歩は速いですね。

今回、針が変わりました。

刺して貰った時も楽な感じでしたし、二重構造になっているので、安全性がぐっと

高まったように思えます。針を抜くと針先が器具の中に納まり、抜いた人間が針

に触ったり、液に触れたりする確率は、ゼロに近くなっていると思われます。

 

表面積は今までのものと、大して変わりません。

器具を処理する人から見ても、この針による医療事故の確率はぐっと下がるよう

な気がします。

 

病院でもらうパンフレットで説明に使われている器具、または、公共の情報センター

での説明に使用されている器具と、現実に使われている器具の乖離が大きい場合

があるのではないかと思います。

 

化学療法が始まる前に、パンフレットは熟読しましたし、日本の中核の情報センター

から引っ張った資料は2011年のものでしたが、これも熟読しました。

病院によって使っている器具は違うでしょうが、今も、パンフレットと、変わらずという

事はあるのでしょうか。ない事が多いのではという気がします。

 

私の掛かっている病院でも、実際に使っているものは、パンフレットより格段に扱いや

すく、安全性も向上している様に思えます。今の医療器具には、更に進んだ丈夫な

強化プラスチックが使われているのだろうなあと思います。

 

患者が「楽に、安全に」を考えてくれる、科学療法担当の病院の関係者の、努力、学習

のお蔭かなと思います。

患者も、(私は自己抜針ですが)家族の為に抜針する家族も、医療者も、みんな安全に。

ですね。

 

春の蕾