乾燥してます。

洗濯するには、最高の日和です。しかし、鼻は痛い。

風邪・インフルエンザには、益々、要注意です。

 

栄養と代謝とがん関連疲労について調べていたら、

国立循環器病センター「循環器病情報サービス」というサイトに行き着きし

た。ここの、栄養に関する説明が、分かり易かったので紹介させてください。

 

がん治療は、「循環器医の力が必要な場面が増えて来るだろう。」という意

の文を、ある、西の医師が書いておられるのを読んだことがあります。

担がん状態、抗がん剤等で化学療法を受けている状態は、血圧の問題、

血栓の問題が、起きる可能性が高まる。循環器医に期待される事が多くな

るという事だったと思います。

 

このサイトは、がんとは関係ありませんが、栄養に関する説明が、分かり易

いものでした。

 

〇栄養に関する基礎知識(2011・3・15)から  目次は以下の通りです。

 

1、食べ物は命のみなもと…栄養

    (1)栄養素の役割・1

※エネルギーになるもの・体をつくるもの・体の調子を整えるものというおなじ

みの3分類の説明です。

    

    (2)栄養素の役割・2

※必須ミネラル16種とビタミンがどういった食品から摂れるのか、その主な働

きが表にまとめられています。がん関連疲労に、電解質を含む食品を食事に

バランスよく取り入れる事で、一工夫したい私には、 有り難く、見やすい表です。

      

2、食べ物の消化・吸収と代謝

    (1)消化・吸収の過程

    (2)代謝

    (3)過剰・不足が招くトラブル・・・生活習慣病との関り

 

3、上手に食べる…食事のバランス

    (1)バランスの良い食事とは

    (2)ライフステージに合った食事

 

(2)「代謝」が本日の主目的です。基本的な事が書かれています。

 

 〇消化器官から吸収した栄養素、またはいったん体内に貯蔵した栄養素を、エ

ネルギーや生命の維持に必要な物質に変える作用を代謝といいます。代謝で大

きな役割を担っているのが肝臓です。エネルギー源となるグリコーゲンを貯えて必

要に応じてエネルギーを生成するほか、身体の作用に必要なたんぱく質の生成

及び分解、コレステロールの生成、アルコールや身体に有害な物質の分解や解

毒などの働きがあります。ビタミンやミネラルの一部は、肝臓で行われる代謝に

利用されます。

またエネルギーの生成、たんぱく質の生成及び分解は筋肉組織など身体の様々

な細胞によっても行われています。

 

代謝の中でも身体的・精神的な安静の状態で呼吸、血液の循環、排泄、体温の

維持などを行う、生きるために最低限必要なエネルギーの生成を基礎代謝と言

います。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

(3)栄養素の過剰・不足が招くトラブル

 糖質  ・過剰に取った糖質は、・・・・・・・・・・・・・肥満の原因になります。

      ・不足すると脂質より先にたんぱく質がエネルギー源として消費され、

       たんぱく質本来の働きを妨げる事になります。また、…脂質の代謝

       がスムーズに行われなくなります。

 

 脂質  ・コレステロールの取り過ぎは、動脈硬化を招き、心臓疾患や脳梗塞

       につながります。・・・・・・・・・。

      ・少なくなりすぎると、細胞壁や血管壁がもろくなるなどの異常があら

       われます。

※コレストロールについては、近年、色々な考えが出て来ていますね。

 かつては、善玉・悪玉という話がよく聞かれましたが、そう、単純なものでもな

 いという事に説明は変わってきているようです。

 

 たんぱく質

      ・食品によってたんぱく質に含まれているアミノ酸の種類が異なるため、

       必須アミノ酸をたくさん含んでいる卵、肉類、魚、大豆食品、米をバラ

       ンスよく組み合わせることで、より栄養価の高いたんぱく質を得ること

       が大切です。

      ・過剰な摂取は老廃物である窒素化合物を増やし、腎臓に負担をかけ

       る事になる・・・。

 

※何事もバランスですね。たんぱく質は多めに摂りたい、抗癌剤治療中。しかし、

アバスチンも投与中の私としては、腎臓に負担が行き過ぎるのは問題かと。

 

ミネラル 

  カルシウム  日本人は不足気味。

      

  リン       摂りすぎると骨から溶け出すカルシウムを増やしてしまい、・・・・

           現在の食生活では過剰摂取気味。(加工食品や清涼飲料の保存料

           にも使われている)

  

  鉄        不足気味。不足すると、鉄欠乏性貧血を起こします。

  

  亜鉛      欠乏による味覚異常。

  

  ヨウ素     欠乏による甲状腺腫。

      

・ミネラル補給源としてサプリメントを過剰に摂取すると障害を招くことがある。食事の

内容と必要量を考えて服用することが必要。

      

  食塩(ナトリウム)

           多いと、高血圧を招き、動脈硬化を促進。

           体内の塩分が多くなる→濃度を下げるため水を多く飲んだり、排泄が

           少なくなったり→体内の水分量が増えてむくみの原因になることも→

           体内水分量の増加は心臓に負担をかけ、血圧が上昇するという悪循

           環も。

      

  カリウム    ナトリウムの排泄を促す働きがある。

 

ミネラル・ビタミンの過剰症、欠乏症も表になっています。                

 

※循環器系の病気の方を念頭に置いて書かれた、サイトであるという事を忘れずに読

む必要があります。

循環器系の病気は、早くから、食事との関係が研究され、治療に活かされてきたという

実績がある訳です。従って、栄養の基本的な説明も、分かり易いという事だと思います。

 

がん患者が必要としている、栄養知識とは少し違うと思いますが、基礎的な事を確認す

るのに、とても、分かり易い説明がなされているサイトだと思いました。

 

どの病気もそうだと思いますが、個々の患者が必要としているものは、個々の患者で違

います。バランスを考えつつ、自分が必要としている食材・食事・調理の仕方を考えたい

と思います。

 

冷蔵庫の中を思い浮かべつつ、傷む前に料理に使ってしまわないとねえとも考えつつ・・・。

野菜も果物も、ちゃんと腐るというが大事だよねえ。冷蔵庫の奥に、隠れていた国産レモ

ンに、ちゃんと黴が生え、腐り始めていました。安心。安心。(その前に、忘れず、食事に

使いなさいって話になりますが・・。)

 

植え込みの実と、いまだに残る雪