降っています。
天気予報通りです。
両膝が痛いです。気圧の変化に敏感な我が膝です。
世界医師会(WMA) 1947年(昭和22年) パリにて成立
NGOの国際的な連合体
NGO(non-govermental organizaition) 民間人や民間団体が作る
非政府組織(機構)
自分の勉強のために読み続けています。
〇WMAリスボン宣言(和文) 日本医師会訳 日本医師会ホームページより
〇患者の権利に関するWMAリスボン宣言
(1981年9/10月リスボンにて採択 1995年バリ、2005年サンティアゴにて修正)
原則
3 自己決定の権利
a 患者は自分自身に関する自由な決定を行うための自己決定の権利を
有する。
医師は、患者に対してその決定のもたらす結果を知らせるものとする。
※何にせよ、勉強しておかないと医師の説明を短い時間で理解して決断す
るのは難しいと思います。権利の行使の為にも勉強は大切です。
私は、結腸癌という事もあってか、転移で治療が変わる際に、「治療を変
える前にやっておくことがあるので、時間は有りますか。」と聞いた時、主
治医は、「○ ○ぐらいなら大丈夫ですよ。」と、せかさずに説明してくれま
した。
癌腫によっては、速やかな決定が必要なものも有ると思いますから、患者
さんの状態、癌腫、癌の進行度等で、必要な説明も違ってくるでしょう。
b 精神的に判断力のある成人患者は、いかなる診断上の手続き治療に際
しても同意を与えるか差し控えるかの権利を有する。患者は自分自身の
決定を行う上で必要とされる情報を得る権利を有する。患者は検査ない
し治療の目的、その結果が意味すること、そして同意を差し控えることの
意味について、明確に理解すべきである。
※なかなかに、真剣勝負の様な意味合いを含む項目です。短い診察時間に与
え得る、または、与えられ得る情報量は限られたものになりますから、患者は
自ら調べる訳です。
患者は決定の意味を知り、医師は決定が意味すること(予想)を話す。
大変な作業だと思います。臨床のお医者さん方の大変さは、ここにあるのでし
ょう。
何しろ、相手は、一人ひとり、違った病態、進行度、考え、意思を持った患者と
いう名の人間です。
病院では「IC、取った?」「いや、まだです。」等の会話を聞く事があります。
インフォームドコンセントは、患者が与えるものなのです。難しい医学用語、細
かい字が説明書に並びますが、隅から隅まで読み、そして、判断したいもので
す。一刻を争う事もあります。緊急の時は、のんびりしていたら、違う世界に・・
・・。(私も、少々。危なかった。)
以外に、知られてないかもしれませんが、インフォームドコンセントは、撤回可
能です。迷う事が、許されないわけではありません。
私達日本人は、一度決めたら守ろうとするところがあると思いますが、守ってい
たら、身体が先にへたばって、治療に負けた状態も起こるかもしれません。
撤回ではなく、治療の修正の相談を持ちかける勇気(医師に話すのはなかなか
大変)を出す必要があるのだろうと思います。(医師が気付いてくれるとは限り
ません。
病院としても、頻繁にIC撤回のような事が起これば大変ですから、インフォーム
ド・コンセントに関わる治療の説明には、念には念を入れているとは思います。
c 患者は医学研究あるいは医学教育に参加することを拒絶する権利を有する。
※手術室で、看護師さんや、医学生の見学材料になりました。
教材になる事は、やぶさかではなかったのですが、手術の前に一言、「今日は、
見学が入ります。」と教えて欲しかったなあ。と。
4 意識のない患者
a 患者が意識不明か、その他の理由で意思を表明できない場合は、法律上の権
限を有する代理人から、可能な限りインフォームド・コンセントを得なければなら
ない。
b 法律上の権限を有する代理人がおらず、患者に対する医学的侵襲が緊急に必
要とされる場合は、患者の同意があるものと推定する。ただし、その患者の事
前の確固たる意思表示あるいは信念に基づいて、その状況における医学的侵
襲に対し同意を拒絶することが明白かつ疑いのない場合を除く。
※お医者さんとしては、厳しい判断の局面なのでしょう。
患者側も考えられる事は、考えておいた方がいいのだろうなあと思いました。
c しかしながら、医師は自殺企図により意識を失っている患者の生命を救うよう常に
努力すべきである。
患者も大変、医師も大変。
権利の行使の為には勉強して、話し合い。というところでしょうか。
石垣の上に黄葉
石も好きなのです。 江戸と現在。