病気・・について考えてみた。 | 私の日記

私の日記

難病患者ですが 気持ちは元気な普通の主婦です。
大好きな猫達の事、家族の事、患っている病気の事など・・・思った事感じた事を自由に書いてます。

病気って(やまい)と(き)と書きますよね。

病は気から・・と言うコトワザもあります。

気持ちの持ちようで、病気にならない、病気が治る、と言う人もいるかもしれません。

でも、いくら『気』を強く持っていても病に屈してしまう事もあります。

正直、私も、今回の事では何度も泣いたし、旦那に泣き叫んで、薬を全て捨てようとしたり、エレンタールも、その道具もみんなゴミ箱に捨てた事もありました。旦那は何も言わず、それらを拾い集めてくれました。朝、泣き叫んで、旦那に「大丈夫だから」と言ってずっと抱きしめていてもらい、やっと気持ちが落ち着いた事もありました。

意志が弱いと言えばそれまでですが、その時は本当に一杯一杯だったのです。

その後レミケード受けて、今はとうとう食事の再開まで来る事が出来ました。

実は私には、絶対気持ちでだけは、病気に負けたくないと言う気持ちがあります。


私の父は、ガンでS53年に他界しました。

当時、私は小5、妹は小1でした。

膀胱ガンから始まり、腎臓、肝臓、すい臓、胃と転移して、その度に手術を受けました。

母は朝から夕方まで働き、夜は父の看病で病院に泊まっていました。(当時はまだ完全看護は珍しかったらしい.)

父の「生」に対する執念は、当時子供だった私にも 解るほどすさまじいものでした。

ガンが見つかると、父から医師に「切ってください」と頼み、「まだ死ねないんです」と訴えていた。

せめて、私が義務教育を終わらせて、最悪母を助けて働けるようになるまで・・

妹が、自分(父)の事をしっかりと記憶に残せる年になるまで・・父の願いでした。

残念ながら、妹は「おぼえてな~い」・・とあっけらかんと言います(--;)気の毒な父・・。

そんな父を見てきたから、私も病気に対して 絶対に後ろ向きになりたくありません。

図らずも、父が身をもって、闘病の苦しさ、辛さを、そして、病気と闘う覚悟を、私の意識の中に植え付けてくれたようです。

だから、私は負けません!って、負けそうになったけど・・汗。