介護中の義父が先日84歳を迎えた。


義姉が小さなケーキを買ってきて、

ささやかながらお祝いをした。




とはいえ、元日に脳梗塞で倒れて以来161日。

相変わらず、喋れず、立てず、歩けずなので、

抱きかかえて椅子に座らせ、

(座ってるだけなら出来る)

お祝いをした。




義姉とカミさんがケーキを顔の前に近づけ、

何度も「火を吹き消して」と促すが、

頷くものの吹き消そうとする様子は見られない。


やはり声に反射的に反応しているだけで、

言葉も、そして誕生日を祝われているという状況すら理解できていないようだ。


表情も硬いまま。

まあ元々表情の変化が乏しく、

寡黙な人ではあったけど、、、。





倒れて以来、状態は全く変わらない。

悪化もしてないけど、良くもなっていない。


声は「ウッウッ」のみでYesNoも伝えられず。

小便を撒き散らす頻度も変わらず、

大は浣腸しないと出ない。


背もたれと肘掛けがある椅子では座った状態を維持できるが、ないと支えられず倒れてしまう。


しかしまあ悪化もしないというのも考えものだ。


誤解を恐れずに書くと、

少しずつでも回復は勿論、衰弱なりもしていれば、先が見えるのだが、

この状態で食欲だけは旺盛で元気だと、

この介護生活が永遠に続くように思えてくる。


そんなはずは無いのだが、

介護する側のストレスは続く一方だ。


カミさんも義姉も自分も、

無駄とは分かっていても叱りつけることも多くなった。

あまり気分の良いものではない。


なので、「ウッウッ」言っていても、

なるべく放おっておくようにする。

が、これまたあまり気分の良いものではない。


寝かしておけば数時間は外出できるので、

二人で買い物に出たりするようにして気分転換を図る。







逆にカミさんのつまらない買い物に長々付き合わされたりするが、

これでカミさんの精神状態が以前のように悪くなったらそれこそ大事なのでグッとこらえる。


そして欲しくもないものをついつい買って、

無駄遣いしてしまうのも問題だ。


帰宅すると大概小便を漏らしていたりするが、

仕方ないと諦める。


世の中には長年に渡り、

寝たきりの身内や連れ合いを介護している人も多いらしい。

その人達の苦難に比べれば、

大した事はないのだろうな。


現に義姉も2年ほど、酔って倒れて植物状態になった旦那を介護していた。

排尿も食事もチューブだったし、全く動けないので義父と比べてどうなのかはわからないが。



さてここまで書くのに5日も用してしまった。

どうにも筆が進まないなぁ。


たまたま見た他の方のブログ。

毎日1、2行。

多くても5行以内。


別に面白くないわけでもない。

こういう書き方も有るんだと感心した。


自分の場合、取り留めもなくグダグダと、

ついつい長くなってしまうな。