自分は若い頃から歯が悪い。

今では自分の歯根が残っているのは上下共にごくわずか。

後は義歯である。


自慢にもならないが、

日本でも数多くの歯医者に通った。

やっとの思いで良い医者を見つけ、

丸2年通って全部治療した。

200万近い金がかかった。


そこから十数年後、

タイで事故によって義歯が破損。

バンコクでインプラントを入れ

全面改修をした。


あの時は一回で数時間かけて5本も一度に抜いて、帰りは院長が部屋まで車で送ってくれたもんな。


歯が悪い事情や、

歯医者探しの苦労、

そしてバンコクでの治療の詳細、

日本とタイの歯医者の違い、

等々、、、書けることは山程あるが、

それはまた別の機会に置いておく。


要は普通の人よりも歯科医療に関しては相当経験豊富とは言えるだろう。


バンコクでの大改修からも

もう20年がたった。


下の義歯が少しづつ合わなくなってきて、

それでもだましだまし使ってきた。


そして最近、

上の義歯にヒビが入ったこともあり、

本格的に作り直そうかと。


義父の介護で無理かとも思っていたが、

最近は数時間なら寝かしといて外出も可能になったのもある。


で先日スリン市内の歯医者へ。



ここはスリンに引っ越して数カ月後、

差し歯の歯根が割れた時に市内の歯医者を探し治療を受けた。


その時の記事がこちら


この時は急性総合失調症と診断されたカミさんの精神状態が最悪だったな。


この記事にも書いたが、

設備が相当古くて不安だったが、

担当の女医がかなりの腕前だった。


去年も義歯の一部が折れた際に慌てて行ったのだが、

これも数時間で修理し現在も壊れていない。


今回お願いしたのは3点。


上の義歯のヒビ割れ等の修理調整。

下の義歯の新規作成。

下の劣化した差し歯の修理。


この3点目の劣化した差歯をチェックしてX線撮影。

これは駄目っぽいと言われる。


実は自分でも経験上それは覚悟していた。

40年近く前の日本で治療した差し歯。

義歯を支える場所でもあり、

時々疼く事もあった。

よくぞここまで保ったものだと思っていた。


抜くことに決定。

女医さんは見た目を気にしてくれてたが、

別に人に会うこともないし、

気にするような年齢でもなくなった。


さてこの女医さんによる抜歯は2回目。

今回も見事だった。


まず麻酔注射をするが、

普通これが痛い。

歯茎の数カ所に刺すが殆ど痛み無し。

丁寧に浅い位置から麻痺させてから深部へ。


抜く作業も乱暴さがなく無理しない。


今回はこれで終了。

歯茎が落ち着くまで待つため、

来月中旬に予約を入れた。


ガーゼで包んだ氷と一応痛み止めを貰う。


800Bだった。

日本円換算だと約3400円。

4年前だと2500円だったのに円安酷すぎるな。


もう3日経つが痛み止めは使っていない。

少しは疼くが全く問題なし。


日本だと翌日消毒に来いとか煩いが、

なんかあったら来てねって感じ。


次回は型をとって新義歯作成だろう。


やっぱり歯医者はタイが良いな。



因みに女医さんはタイ語とほんの少しの英語。

要らないと思ったがカミさんが通訳するというので連れてった。

が、結局診察室にも入らず、

全く不要であった。