寝ても覚めても、

何をしてても、

あの子猫の姿が浮かびどうしようもない。

情けない話だが、

若かりし日の失恋のような喪失感だ。



だが介護している義父の最近を書いておこう。



とはいってもあまり変化はない。


相変わらず右半身は全く動かないし、

言葉も「ウッ」のみであるし、

ボケてる時間も長いと思う。


右側の筋肉はすっかり削げ落ち、

動く左手脚も使わないからどんどん力が入らなくなっている。


だが意識はまだ意外としっかり有るようで、

ソンクラーンの時に帰省した孫や息子を

ちゃんと認識し、左手で握手を求め、

「ウッウッ」と何度も言い頷いていた。


最初の頃と比べると、

動かない身体の具合に慣れたのか、

ベッドから落ちたり、

椅子に座らせてもズリ落ちたりはしなくなった。

その力さえ無いのかもしれないが。


だが排泄は相変わらずで、

尿瓶へする回数は増えたが漏らすことも多い。

ウ◯コ💩は殆ど出ない。

数日に一辺は浣腸で強制的に出している。


しかし食事は大量に喰う。

うまいまずいは感じているのか分からないが、

硬いもの以外は何でも食べる。

量で言えば確実に自分より多く食べている。

だが全く太らないし、

見た目でも骨と皮だけになりつつある。

あれだけの分量を毎日食べていて、

💩も殆ど出ないのに、

一体何処に消えてるのか不思議でならない。


スプーンやフォークは使えない。

なのでこちらがスプーンで食べさせる。


果物は一口大に切って横に置くと手掴みで食べる。

フォークくらい使えないかと試したが、

刺す事も出来ないし、

乗っけても口まで運ぶことが出来なかった。


水は小さなペットボトルだと自分で持って飲める。

でもこぼすのでこちらで持ったほうが飲みやすそうだ。


ただ頻繁に激しくむせる。

これは最初の頃から変わらずだ。


言葉が出ないので要求が何なのか理解は難しいが、

「ウッウッウッウッ」と頻繁に言ってくる。

何か気に食わないと怒るような声になるし、

時々笑うような声も出す。


介護する側も慣れてはきた。

椅子に座らせたり寝かしたり、

シャワーで体を洗ったり、

着替えさせたり、

殆ど一人で作業出来るようになった。


しかし何もできないのに要求だけはしてくる老人の世話は、

不毛な無駄な作業をしている気になり、

救いのないストレスではある。


なので最近は義父を一人家に残し、

数時間ではあるがカミさんと外出もするようにしている。


買い物やマーケットを見るだけではあるが、

気分転換にはなる。


帰ってくると尿瓶に尿が入っているときもあるが、漏らしているときも多い。

どうせその後身体を洗うのだから、

その程度は構わないだろう。


自分も一人の時以外は手伝う程度になった。

カミさんと義姉が殆ど世話をしている。


自分は猫の世話と掃除だな。

ゴミは尿シートをはじめ毎日大量に出る。

ゴミ収集車は週に1度しか来ないので、

ほぼ毎日自分がゴミ捨て場に運んでいる。


なんかやる気の全く出ない毎日だが、

こんな感じでブログは書き続けようとは思っている。


※オマケ


残ってる猫達。

一気に減って母猫も居なくなったから寂しそう。




逝っちゃった猫。




🙏🙏🙏