元旦に脳梗塞となり16日。

自宅での介護10日。


なんかアクセス数が多いと思ったら前回の投稿がアメトピになってたらしい。 




全然嬉しくないけど、

多くの方に読んでいただけたのは有り難いことだ。

感謝いたします。



介護が大変なのは知識として知っていたが、

かなりのものである。


84歳の高齢者を高齢に分類される自分が介護するわけで、

実娘であるカミさんと毎日来てくれる義姉が居るとはいえ、

中々壮絶である。


義姉は、旦那さんが転倒によるくも膜下出血で植物状態になった後や、義母を看取るまで、

介護した経験があり、

今回もとても助かっている。

昼間は仕事なので夜だけではあるが、

疲れているだろうに毎日来てくれる。



義父の状態は、、、


右半身は未だ全く動かず。

左は動くが支えて立てるほどの力は無い。

左手でタオルを掴んだり、顔を触る程度だ。

声は唸る程度で言葉も出ない。


思考はあるがハッキリとした受け答えは出来ない。

それにもムラがあるようだ。

良い時は声をかけると「アー」と声を出して答えらしき反応があるが、

全く反応しないことも多い。


食事は我が家に来てから2日目に、

自分で鼻のチューブを引っこ抜いてしまい、

その後は流動食をスプーンであげている。


なので寝たままだと難しいので最低二人がかりで上半身を起こすか、椅子へ移動させ食べさせる。


水はストローで飲むことも出来るが、

どちらにしても頻繁にムセるので、ゆっくりと少しづつとなる。


何と言っても排泄とその処理が大変である。


紙オムツを履かせベッドにはシートも敷いている。


汚れる度に半身づつ横に向かせ交換し身体を拭き洗いする。

どうしても中腰の作業となるのがつらい。


排泄量も子供ではないので想像以上に多い。

なのでオムツとシートだけでなく、

シーツも肌着も全て交換となる。


尿意は示すときもあるので、

尿瓶も使う。

ただハッキリと分からないので出ない事も多い。


まだオムツの中でならマシなのだが、

何故か動く左手でオムツから引っ張り出して、

周りにぶち撒けるのが困りもんだ。

思ったことと違う行動を取ってしまうのか、

それとも単にボケてやってしまうのかも分からない。

仕方ないと分かっていても叱りたくなってしまう。


💩も量も多いしハードである。

これまたオムツを外した途端に始まる事がある。


一人の時は、もう諦めるしか無い。

出し終わるのを待ってから処理する。


二人以上の時は、急いで抱えあげ椅子に座らせ、椅子ごとトイレへ運び入れジャージャー水で洗い流す。

何せ身体に力が無いので、皆で支えないと椅子から倒れ落ちる。

半身とはいえ力の入らない人間の身体は想像以上に重い。


一人が持ち上げたり横にしたりしながら全身を洗う。


本人も介助する側も部屋もビショビショ💩まみれである。


こうなってしまうと、

人としての尊厳もヘッタクレもない。


流石にこれは不味いと排泄穴付きの車椅子を

通販で注文。




つい先程届いた。


組立図も付属工具もなくて少し時間がかかった。


まあ安物なので強度や細部の拵えが雑なのは否めないが、少しはマシになる事を期待する。

日々の介護も少しづつ慣れてはきた。

だが正直なところ、、、
例え肉親であれ、先のない老人の介護には精神力が必要だと感じる。

毎日のゴミの量も凄い。
オムツ等匂いの出るものが多い。
週一しか来ないゴミ収集車を待つことができないので、
市内中心部のマーケットにある大型ゴミ箱まで捨てに行く。
これも禁止されないか不安である。

そして洗濯物も大量。
シーツや布団等大型のも毎日汚れるので、
コインランドリーへ運び乾燥までする。

タオル等は自宅で洗うが、今は乾季で雨が降らなくて直ぐ乾くのが救い。
雨季はどうなることやら。

当然諸々で出費もかさむ。


そして、何と言っても、、、

明日は我が身であり、もうすぐである。
この姿を見ていると恐怖が湧き上がる。

こうならないために、
何をして何を準備すればよいのか。

切実に考えさせてくれたことに、
義父へ感謝したい。