日本一時帰国21泊22日。
こんなに長く居たのは2014年、
母が亡くなって実家の整理のとき以来だった。
いろいろ手続きがあったので長目に設定。
結果は2週間でほぼ全てが完了。
友人や親戚とも沢山会えて充実してたな。
出発前に不安だった事は、
手続き関連を除くと、
ひとつはお恥ずかしい話であるが、
「歯」である。
実は日本帰国の10日程前に、
上の前歯が1本ポッキリ折れた。
義歯であったので直ぐに歯医者に行き、
2時間ほどで修理してもらったが、
丈夫さが分らない。
帰国中に折れては食事も人と会うのもままならない。
帰国直後までは結構用心していたが、
結局意外と丈夫なようで気にならなくなった。
壊れなかったわ。
スリンの歯医者さん、優秀だわ。
ありがとう。助かりました。
そして、最大の不安は、
何と言っても体力。
前回の帰国と違い、
厭々ながら還暦をだいぶ過ぎている。
実家がないのでベースとなる場所もない。
独りで荷物を抱え動き回ることが出来るか。
たまにではあるがギックリ腰もやっている。
今回とにかくまあよく歩いた。
毎日約10000歩以上。
多い日は20000歩を超えた。
それに日本は坂道や階段が矢鱈と多い。
1度だけ派手に転倒し膝から流血したが、
それ以外は問題無し。
腰痛や筋肉痛も皆無であった。
これはやはり、
ほぼ毎日ウォーキング10000歩と、
筋トレを続けていた成果なのだろう。
それにあれだけ暴飲暴食したのに、
腹も壊さず、
1度も二日酔いで苦しむことがなかった。
多少ボ~ッとする朝はあったかな。
さて、バンコクに到着した翌日。
荷物を整理しバンコクで買うものをチェック。
昼飯食べるため都内へ出る。
久しぶりのタイランドだ。
バイタクの運ちゃんがお喋りに夢中で、
こっちに中々気付かなかったり、
運転が矢鱈と乱暴だったり。
路地を歩けば犬が食い散らかしたゴミが散らばり臭いし、
平気で道路を塞ぐように縦列駐車をしてたり。
BTS(高架鉄道)に乗れば、
スマホ片手に大声で喋り続ける続ける欧米人がいたり、
足を前に投げ出してる輩がいたり、
改札直前でカードを探し始める奴がいたり、、、。
いちいちイラッと来る。
で、ハタと気付いた。
これ、日本後遺症だわ。
前は全然、、、いや少ししか気にならなかったし、もっと生温かい目で見れたはず。
まあ数日で慣れたけど。
日本はとにかく人に迷惑かからないように、
みんなが徹底してるもんなぁ。
良い事ではあるけどストレスでもあるかも。
日本の改札で前の人の通過がワンテンポ遅れただけで、急ぎでもないのにチッとか思うし。
なんかこう、心の緩衝地帯が狭くて、
すぐにトゲトゲに触ってしまう感じ。
改札と言えば、、、
日本でのPASMOやSUICAのように、
バンコクのBTSでもカードが使える。
日本では財布に入れたままでもスイスイ通れる。
BTSで試したら反応しなかった。
一番薄い場所でも駄目。
別の駅でも駄目。
結局いちいち財布から出して、
接触させるようにしないと駄目だった。
これ不便だわ。
まあ今まで思ったこともなかったけどな。
それと、服装。
勿論通勤や制服の人は日本と変わらないけど、
それ以外は、まあみんなバラバラ。
色も柄もデザインも好きな物を好きに着ている感じ。
特に女性達。
誤解の無いように願いたいが、
太ってても痩せてても、
若くても老けてても、
派手だ地味だ関係ない。
ミニだヘソ出しだボンデージだ、
子供っぽい大人っぽい、
それぞれが好きな物を身に着けて楽しんでる感じ。
日本はまあみんなベージュ、黒、白、
パステルカラー。
ダボッとした上着にロングのスカートかパンツ。
たまに見る原色系やピッタリした服装の人は、
外国人か仮面かってくらいの厚化粧。
で、男も女も暗くて疲れた顔をしている。
勿論全員じゃないし、いつもじゃないだろうけど多い気がしたなぁ。
タイは太ってようが、スタイルが悪かろうが、
気にしない人が多い感じ。
そりゃそうだ。親からいただいた、持って生まれた身体。
それの良し悪しは人間性とは関係ないわな。
そういう考えなのかはわからんけど、
表情は明るくて楽しそうだ。
これだって勿論全員がそうなわけではないだろうけどね。
実際日本より整形は一般的だし、
厚化粧も多いしな。
多分、心の許容範囲が広いのかなと思う。