子のおもい。母のきもち。

JR明石駅、山陽人丸駅から徒歩１０分程の場所に佇む
古民家エステサロン隠れ家ふぅ～。です。

最近、とても貴重な体験をさせていただきました。書こうかどうか悩んだけど、やっぱり書きたい‼︎

家族っていいなあと思ったから。。

先日、お母さんへ日頃の感謝を込めて、トリートメントのサプライズプレゼントを依頼してくださいました。

お会いするなり、ティンカーベル？！と思わず言いそうになったくらい、きゃしゃで妖精のように可愛い娘さん。
そして、品が溢れそうな美しいお母さん。

そんな、お二人。
ご来店されるなり何だか雰囲気がおかしい。

長年やってきた中で初めての空気感。

お二人のお顔がくもって見えた。
あれ…ケンカでもしちゃったのかな。

「じゃあいいよ。買い物してきて、、」

んん？んん？！
このプレゼントが嬉しくなかったのかな？

少し距離を置き、でも耳ダンボで様子をうかがう私。

しばらくすると、

あれ？なんで？なんで？
娘さんがトリートメントを受けるような会話が聞こえてきた。

ん？私が中に入っていい状況なのか迷う。
いやっ、入った方がいい！

そして少し会話に加わり何となく読み取ったけれど、やはり娘さんが受ける様子。

お母さんに「受けない？いいよ、私こうゆう所で受けてみたいなと思ってたから、お母さん用事があるなら出てていいよ」

優しい口調でいいながらも表情は、やはりくもってる。

そりゃそうだ！そうだろう。

いったい、どうされたんだろう？？

もう、私の頭はハテナ？？でいっぱい。

ん～。お母さんトリートメントを拒否されてるのだろか？
だとしてもなぜ？

いやっ、子どもからのプレゼントをそんなふうにされる方はほぼいらっしゃらないはず。
何より、そんな方とは到底思えない。

少しずつ、間に入ってみる。

お母さん、不思議そうな表情。

どうやら、これがプレゼントだと理解されていないお母さんは付き添いだと勘違いされたようで、その辺を散歩してくると玄関先で伝えたみたい。

娘さんはおそらく想像と真逆の反応に悲しさの方が先立ってしまい、これはお母さんへのプレゼントなんだよ。と伝えられぬまま、ご自身の気持ちを整理してしまったんだろう。
私への気遣いもあり、とにかく進行していかなきゃと思われたんだろうな。

でも、このままではいけない。

何だか用事がありそうな雰囲気だったので
私なりに考え、「お母さんのご都合のいい日に変更いたしましょうか？」とご提案。

それは申し訳ないのでいいと。

ならば、「施術はお一人ずつなんですが、せっかくなのでお二人で受けられますか？」とご提案。

勘違いされてるお母さんは娘さんが受ければいいとお答えに。

どんどん、何ともいえない空気感に。

本当にいいのかと尋ねると、娘さんの心がパンクしてしまったようで泣き出してしまった。

そして、私も勝手にもらい泣き。(なんでやねんっ)

何だか自分自身と重ねてみてしまい、私だったら悲しい。

ものすごく切なく悲しい気持ちが伝わってきたから。

あ～、相手に気持ちを伝えるのって難しいな。
特に家族には素直になれなかったりするもんだ。

同性である母へは本当に苦手。

友だちや知人への方が、素直に感謝を伝えたり、謝ったりできてる気がする。

私は両親に気持ちを伝えることが一番苦手かもと、改めて痛感。

娘さんに「ちゃんと言葉で伝えないとわからないよ」と。
でも、もう涙でいっぱいの娘さん。
「お母さん、色々予定があるみたいだから、いいです…私が受けます。」

え～、ちゃんと伝えなきゃダメだよ～。

そして、私からご説明。

娘さんも日頃の想いを込めたプレゼントだと口を開きだす・・・

お母さん、絶句。

そりゃそうだ。

その反応に私、心から安堵。

お母さん「私、受けさせてもらいます」

「はい、そうしましょう」

（私、即答）

ほっ

トリートメント中、娘さんはお散歩へ。

お母さんとお話ししてると色々見えてきた。

なるほど～、母と子って、同性って、としみじみ。

そりゃ、お母さんも想像のつかないプレゼントだったわけだ。

今日の事が本当にわからなくて娘を泣かしてしまったとお母さん。

嬉しさ、驚き、反省、喜び、ごちゃ混ぜだっただろうな。

トリートメントが終わる頃、娘さんが戻られ、お二人にお茶を出す前、これまた勝手にソワソワ心配。

会話が聞こえてこないけど、大丈夫だろうか？

えーいっ入ってみよう。

お二人、笑顔。

あ～良かった。本当に良かった。

お見送りをした後も、またまた心配。

帰り道、２人の距離、大丈夫だろか。
明日にでもご連絡してみようかなと思っていたら、娘さんより嬉しいメッセージが。

先日はお世話になりました。
着いて早々色々あり、ご迷惑をおかけしてしまいすみませんでした。おかげさまで母と前より色んなことを話しでき、分かり合えるきっかけとなりました。
母の体はもちろん、私たちの心まで癒されました！！

おっしゃる通りです。
家族だからこそ素直になれない部分が沢山ありました。

エステを受けるつもりがエステどころか家族の距離まで縮めて頂き本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今度は私が行かせて頂きたいと思っております。
本当にありがとうございました😊

泣ける～～
嬉しい～～
安心した～～

あ～私、この仕事しててよかった。
やっぱり大好きだわ。

ずっとずっも続けてこられたことに改めて感謝してます。

そして、これからもこの場所を守っていきたい。

私を必要とし、私を成長させてくれる、大切な大好きなお客さまと、ずっと過ごしていけるように。