神職が持つ笏神職が神事の際に手に持つ木の板を「笏」(しゃく)といいます。 笏の形は、時代によって違いがあるのですが、現在の神職が用いている笏は、「上が広くて下が狭く、反りはなく平らで真直ぐなもの」が正式な形とされています。 現在の神職が笏を用いる用途は「道理を立つるため」であり、笏が真直ぐである事に倣って、自分自身の姿勢を正しくし、また、敬意が篭る敬礼作法として、神事で用いているのです。 此の度、櫟(いちい:一位に通じて縁起の良い木)の貴重な杢目の笏を新調しました。