話はがらっと変わりますが、子供の頃は
どんな風に育ったのか書いておきます。
真面目で不器用な厳しい父と病気でよく寝込
んでいた母に育てられた。なので、自分らし
さは出せないまま10代を過ごしていたと思
っていました。
短大卒業後、事務の仕事をはじめて、働く充
実感を存分に感じていました。残業もしっか
りとし、仕事が終わってからも先輩や同僚と
楽しいOLライフを過ごすようになっていま
した。
自分でお給料を頂くようになると自信もつい
たんでしょーね!やっと自分らしさが出せる
ようになってきました。
そんな24才の秋、突然病気で父を亡くしま
した。悲しくて悲しくて時の過ぎる感覚まで
がおかしくなってしまったかのようでした。
この父の死を経験し、悲しみの中でもうこん
な悲しい思いはしたくない。人はいつか老
いて死んでしまう。
ということが頭の中にぐるぐると回り、では、
間違いなく幸せに生きるには?と常に考える
ようになりました。考えても考えてもはっき
りと答えは出ず、この時期、私はかなりうつ
っぽかったと思います。
その後、ありがたいことに温かい友人やまわ
りの人達に恵まれ、その方達に幸せな生き方
とは、物質的に外から受けることを大切にし
ながらも、一番大切なのはどんな事も喜びに
変えていける「心」であるということに気づ
かせて頂きました。
嬉しい時には大いに喜び、生きていれば避け
られない深い悲しみや七転八倒するような苦
しみにも向き合い解決に向かって挑戦する。
そのありのままの姿はまわりの希望にもなっ
ていく。そんな生き方が幸せな生き方と思う
ようになりました。