妹は「おねーちゃん、何かいるもんない?Amazonだったらこっちから送れるよー。」と言って、生活物資をよく買ってくれます。

洗剤、トイレットペーパー、オムツ、母が好きな紅茶などなど。

 

介護が始まったばかりの頃は、その荷物は母宛にしていたのですが、母が開けて中身を思わぬ場所にしまう事が増えた時点で私の名前+実家宛にして貰いました。

妹は「おねーちゃん逆に大変じゃない?実家行って荷物チェックして収納するのは。」と言うのですが、開けた荷物の中身を探し回る方がよっぽど大変(笑)。

母も私の名前で届いたものは開けないので、これでいいのです。

先週から妹が子供達を連れて帰国しています。

いつもは近くのホテルに宿泊するのですが、今年は実家に滞在。

実家にいるならって事でその間のヘルパーさんはお休みにして、妹が母の面倒を見てくれるとの事。

 

母は急に賑やかになって落ち着かない感じですが、私は大助かり!!

脳味噌からすっぽりと介護の事が抜け落ちても大丈夫な安心感。

 

そんな訳で、約3週間は妹に甘えます!

オムツを捨てる時に使っているゴミ袋は「脅威の防臭袋BOS」のLサイズ。

母は失禁する事が増えたし、オムツを捨てられる燃えるゴミの日は毎日じゃないので、少しでも臭いを抑えたくて。

そして、これは本当に臭わないです。脅威の防臭と謳ってるのは伊達じゃありません。

 

1枚あたり16円はビニール袋としては高いと思いますが、少しでも私の気分が楽になるのなら安いものです。

自治体のオムツ給付は凄く助かりますが、この袋も補助対象になればいいのにな。

先日来た嬉しいお知らせ。

無事に認定が下りたので、来月からオムツ代が補助される事になりました。

オムツは妹が毎月ネットで購入してくれているのですが、彼女の負担が減るし買い忘れの心配も無くなるので、本当に助かります。

母の夕ご飯は月〜金曜はヘルパーさん、土曜は父、そして日曜は私の担当です。

母はもうすっかり料理が出来なくなったかと思いきや、先日の日曜は母が夕飯(の一部)を作ってくれていました。

おぉー。まだ茹で卵作れるんだー、と感心し、そして卵が茹でられるならアスパラも当然茹でてるだろうと思い一口食べたら生でした…。先入観と細いアスパラだったので見た目では分かりませんでした。不覚。

 

まだ私の為に「ご飯作らなくっちゃ!」と言う気持ちが残っている母。

いつまで頑張ってくれるかなー。

6月に母の衣替えをしました。

それなのに、片付けてもしまっても引っ張り出されるこの3点の服…。

気付くとどれかは着ています。

 

母に聞くと熱くないって言うものの、皮膚感覚が鈍くなってるからかもしれないし、こもり熱からの熱中症になったら大変。

 

何故母がこの服を気に入ってるか考えたんですが、この3点は肌触りが柔らかいからかなーと。

母は「冬用」とか「夏用」とかではなく、「着心地の良さ」で選んでるのかもしれません。

そうだとしたら、どうすればいいんだろう。これと同じ位に着心地の良い夏服ってあるかしら。

 

 

アルツハイマーになる前は殆ど私に電話をかけて来なかった母ですが、何故か最近はちょくちょくかけてきます。

可能な限りは出る様にしていますが、出られなかった場合に折り返すと、大抵は

 

「電話なんかしてないわよ〜。」と。

 

電話掛けたい位の用事や、電話を掛けた事すらも直ぐに忘却の彼方とは…。

多分大した用事じゃないんだろうけど、こちらは何事かと結構ドキドキします(笑)。

今後もし徘徊や認知症ならではの事があった時の為に、母がアルツハイマーだと言う事はご近所さんには話してあります。

その話をした時に

 

「この間お母さんとお会いしたけど全然普通よー。お話も出来たし。」

 

と言われる事が多いです。

 

 

大変申し訳ないんですが、私としてはこう言われるのが結構辛いです。

 

普通じゃないし今後迷惑をかけるかもしれないからこちらは言ってる訳です。

皆様アルツハイマー、もしくは認知症って言うと「話が噛み合わない人」と思ってるんですよね…。

そりゃ最終的にはそうなりますが、そこに至る迄にグラデーション的な症状がある訳で、いきなりそうなる訳じゃないんだけどなぁ。

 

まあ、ご近所さんから見た母の印象を言っただけだし、「そうなのね。」と受け入れてくれる人も少数ながらいるし、最近は母の症状を知らないご近所さんは減ってきたので、このセリフを聞く事が減ったのは助かります。

短期記憶障害って嫌ですよねぇ。

こちらはちゃんと説明してても本人は全く覚えてないし、挙句に怒られる事も多々あります。

 

自分が忘れちゃうって言うのなら、説明受けた事も忘れてるって思って貰えないかしら…(笑)。

 

昨日の記事でちょろっと書いた母の財布隠しハプニング。

 

母はお友達とランチに行くのがとても楽しみで、だからこそ「明日はお財布を持って行かなきゃいけない!」と思い、忘れてはいけない物だからとしまったのでしょう。

 

当日お友達に迎えに来て頂き、出掛けようと思ったら財布がない!!と、私に連絡がありました。

どうしようもないので、母の友人に立て替えをお願いしました。

 

そして私は夜に実家で財布探し。

 

母はお財布を入れるポシェットが決まっていて、いつか徘徊しだした時の為にそのポシェットにAirTagを付けていたので、それを頼りに探しました。

 

最初はすぐ見つかるだろうとタカを括ってたけど意外と見つけられないもので、部屋は絞り込めてもその部屋のどこか、と言うと音が鳴らせるにしても難易度が高かったです。

 

結論は箪笥の引き出しの中だったのですが、AirTagがなかったらもっと時間がかかっていたと思います。